3歳児 保育研究シート 「幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発(2年次) 」 (2019年度 第2回 公開保育研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 保育
- 接続
- 探究力・活用力
- 社会情動的スキル
- 対話的な学び
- 主体性
- 校種・学年
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- 幼稚園
- 校種間連携
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- 幼稚園
- 大学
- 概要
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<3歳児・学年全体の様子>3学期になり、朝「おはよう!」と笑顔で挨拶をし、自分から身支度をして遊び始める姿が見られるようになった。教師に「~したい」「~がほしい」と気持ちを言葉で伝えてくるようになり、張り切って過ごしている気持ちが伝わってくる。
保育室では、新聞紙、空き箱、紙などを使って、いろいろなものをよく作るようになった。遊びに必要なもの、友達が持っていて欲しくなったものなど、思い思いに作っている。これまでの生活の中で、年中・年長児の遊びや振る舞いから、遊びに必要なものは作れることに気付いたようで、自分なりにやってみようとする姿が増えてきた。うまくいかずに戸惑うことももちろん多い。なんとか作り上げようと、教師や年長児に手伝ってもらったり、友達同士で助け合ったりしている。作ることを通して、モノの感触を味わい、扱いを知り、いろいろなヒトとの関わりを楽しんでいる。
絨毯や積み木、椅子などで場を作って遊ぶ姿も増えてきた。保育室を飛び出し、廊下や三和土(たたき)など、その時の遊びにしっくりくる場所を、子どもたちなりに選んでいるようだが、思いもかけないところに、ものが移動していて驚くこともしばしばである。
園庭では、3学期になってから砂場で使い始めたスコップと少し大きいバケツを使い、穴を掘ったり、川を作ってつなげてみたりと、友達とやりとりしながら遊べるようになってきた。大好きなお山では、年中・年長児に混ざって、土を掘り、出てきたミミズに驚いたり、かくれんぼや鬼ごっこを楽しんだり、思い思いに過ごしている。
思っていることと、できることのギャップが大きく、怒ったり泣いたりと心穏やかでないことがあったり、好きなことがはっきりしてきて、ものや場を取り合ったり、友達を入れる入れないでもめたりと、ぶつかることも多い。しかし、以前よりもクラスの友達を感じ、一緒にいる嬉しさを味わっているようだ。
子どもたち一人ひとりが幼稚園を自分の場所として安心して過ごし、身の回りのモノ、ヒト、コトと豊かに関わっていけるよう援助したいと考えている。
出典:2019年度(第2回) 公開保育研究会 資料
- コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属幼稚園 佐藤寛子・伊藤綾子・新倉理沙
- 論文・教材本文
- 2019年度 第2回公開保育研究会資料(案内図ほか) 2019年度 第2回公開保育研究会資料(保育研究シート_3歳児)
- 関連情報
- 保健室 保育研究シート 「幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発(2年次) 」 (2019年度 第2回 公開保育研究会) 4歳児 保育研究シート 「幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発(2年次) 」 (2019年度 第2回 公開保育研究会) 5歳児 保育研究シート 「幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発(2年次) 」 (2019年度 第2回 公開保育研究会) 3歳児 保育研究シート 「幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発(2年次) 」 (2019年度 第1回 公開保育研究会)
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