5歳児 保育研究シート 「幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発(2年次) 」 (2019年度 第2回 公開保育研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 保育
- 接続
- 探究力・活用力
- 社会情動的スキル
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 幼稚園
- 校種間連携
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- 幼稚園
- 大学
- 概要
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<5歳児・学年全体の様子>
本園では幼小連携研究を経て、平成14年より接続期を設け、現在は5歳児2学期から卒園までを「接続前期」としている。接続前期のねらいである「関わりを広げ、深める」「体験の共有化をはかる」を念頭に置き、2学期より2クラス混合で編成した4チームでの活動を取り入れてきた。
今年度の年長組は、大きい組らしく幼稚園を自分たちの場として過ごしていたが、気の合う友達との関係から一歩を踏み出し、一人ひとりの持ち味がより一層生かされる豊かな関わりが生まれていくことを願い、学年やクラスより少し小さい集団として13~14名のチームを編成した。
チーム活動のスタート時は、戸惑う子どももいたが、秋の運動会、芋掘りなどの行事や、日常の遊びでもチームでの関わりを取り入れ、子どもたちがチーム内のお互いをわかり合い、気持ちをひとつにする心地よさを味わえるようにしてきた。チーム活動をきっかけに、いろいろな場面で友達との関わりが広がってきている。自分の好きなこと、得意なことを周囲に積極的に伝えようとする、友達のしていることに気付いて、自分から関わり、取り入れてみようとすることが増えてきた。その過程で、友達の新たな面に気付いたり、自分の力を発揮する充実感に気付いたりする子どもも多く見られるようになった。
2学期半ばから、動物を作り動くようにしたり触れるようにしたりして動物園を開く、廃材を利用して様々なタイプのカートを作りコースを工夫して走らせるなど、遊びがより大掛かりになったり、細かい部分を探究したりするようになった。そこで、こうした遊びに新たに考えた遊びも加えて、年少組・年中組に楽しんでもらえるような協働的な活動「おいもまつり」を開催することにした。活動への関わり方はそれぞれであったが、同じ興味を持つことで集った仲間と数日かけて準備を進め、年少児に楽しんでもらう充実感を味わっていた。
3学期も、時間をかけて遊びの準備を進める、人を招待して楽しんでもらうといった遊びが、いろいろなところで行われている。例えば、「春を祝う会」で獅子舞を観た後、獅子面を作り太鼓を打ち鳴らし幼稚園中を練り歩く、園庭の一角にロープを使った公園を作り年少児たちにやらせてあげる等である。友達関係も深まり、氷鬼やドロケイに加え、教師から提案した十字鬼やドンジャンケンも、今では子ども同士が誘い合い、長い時間取り組み、新たな友達が加わりながら、長期間継続している。
毎日、いろいろな友達と一緒に寸暇を惜しんで遊んでいる。友達の得意なこと、苦手なことがわかり、自然に補い合う姿も見られる。年少組からも頼りにされていて、幼稚園の生活を支え、牽引する存在になっている子どもたちはたくさんいる。一方で、少し気になることとしては、例えば、3学期が始まってすぐに渡したコマ回しは、地道に取り組む姿があまり見られないといったことである(最近じわじわと増えているが)。「やることがなくて、困っている」と口に出す子どもが時々いて「考えることも大事よ」と返してはいるが、挑戦する、夢中になるなど、ぐっとのめりこむ姿が見られない子どももいる。
戸惑い、失敗していいから、自分の思いを出し、実現する過程を十分味わい、その子らしく生活して欲しいという願いを胸に、教師も一緒に考えたり、子どもたちに投げかけたりしているところである。
出典:2019年度(第2回) 公開保育研究会 資料 - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属幼稚園 髙橋陽子・灰谷知子・戸田実穂
- 論文・教材本文
- 2019年度 第2回公開保育研究会資料(案内図ほか) 2019年度 第2回公開保育研究会資料(保育研究シート_5歳児)
- 関連情報
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