3歳児 保育研究シート 「幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発(2年次) 」 (2019年度 第1回 公開保育研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 保育
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- 探究力・活用力
- 社会情動的スキル
- 対話的な学び
- 主体性
- 校種・学年
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- 幼稚園
- 校種間連携
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- 幼稚園
- 大学
- 概要
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<3歳児・学年全体の様子>
入園当初は、初めての場所に緊張し、戸惑う子どもたちや保護者が多く、幼稚園が安心できる場になるように、教師間で連携し支えてきた。たとえば、登園時に子どもたちを送ってきた保護者を「行ってらっしゃい」と見送り、園庭から保育室に戻ってきた子どもたちには「おかえりなさい」と声をかけるなど、何気ない日々のやりとりの中で、幼稚園が安心できる場であることを伝えたいと願い関わってきた。また、入園式の翌日から一週間、朝の受け入れ時に、いずみナーサリーの保育者が保育サポートに入ってくれた。信頼できる保育者の存在は、子どもたちや保護者のみならず、私たち保育者の安心にもつながることを実感した。
あれから2ヶ月半。園庭の夏ミカンやビワ、畑の野菜をご馳走になったり、起伏のある園庭を走ってみたり、砂や水に触れ、その心地よさ味わったり…と、年長児の動きに刺激を受け、一人ひとりその人らしく動き始めている。お山の奥にはダンゴムシがいっぱいいること、ウメの実を見つけたら大きい組に届けること、新聞紙をぬらすと水に溶けてどろどろになること・・・等、いろいろなことを体験し、気付いたり、考えたりしている姿がたくさん見られる。遊びを通して出会った友達と一緒にいることの嬉しさも少しずつ感じ始めているようだ。
先週の金曜日は「親子で遊ぶ日」だった。自分の好きな遊びや好きな場所を伝えようと、保護者の手を引く子どもたちの姿が印象的だった。保護者も子どもたちと一緒に夢中になって遊び、幼稚園のこどもの時間を味わっていた。
園の生活に慣れ、身の回りのモノ、ヒト、コトとの関わりが増えてきて、嬉しい、楽しい気持ちを味わう一方で、うまくいかなかったり、ぶつかったりして、怒ったり、悲しんだりすることも多くなってきている。素直に自分の思いを表現することを大切にしながら、教師も一緒に怒ってみたり、喜んで笑ったり、「困ったねぇ」と言ってみたりしている。子どもの気持ちに共感しながら、受け止め支えている毎日である。
出典:2019年度(第1回) 公開保育研究会 資料 - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属幼稚園 佐藤寛子・伊藤綾子・新倉理沙
- 論文・教材本文
- 2019年度 第1回公開保育研究会資料 (案内図ほか) 2019年度 第1回公開保育研究会資料 (保育研究シート_3歳児)
- 関連情報
- 2019年度 6月④週案 3歳児 保健室 保育研究シート 「幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発(2年次) 」 (2019年度 第1回 公開保育研究会) 4歳児 保育研究シート 「幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発(2年次) 」 (2019年度 第1回 公開保育研究会) 5歳児 保育研究シート 「幼児の発達と学びの連続性を踏まえた幼稚園の教育課程(3歳児~5歳児)の編成及び保育の実際とその評価の在り方についての研究開発(2年次) 」 (2019年度 第1回 公開保育研究会)
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