社会科における思考力・判断力・表現力を育成するための工夫
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- 概要
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社会科においても、多様な考え方や価値観を持つ他者と協働しながら、社会の諸課題の解決に取り組み、新たな社会の形成者として成長していくために、確固たる思考力・判断力・表現力を身につけさせることが一段と重視されている。しかし、いわゆる一問一答形式の問いにはすぐ答えられるが、学習した内容(知識)から自分なりに選択して組み立てて構造化することが求められるような問いに対してはなかなか自信を持って答えられない生徒の実態がある。
習得した内容を活用して患考や判断を行い、そしてその過程や結果を自分なりに表現できるようにするためには、どのような工夫が有効であろうか。そこで、思考・判断・表現を必要とする学習課題を設定する際に、習得した知識から選択したり、学習内容を再検討したりしながら構造化していく 「道 筋」を生徒自身がわかりやすく追えるような手法や思考ツール、発問の仕方などの工夫をすることが 効果的ではないかという仮説を立てた。本稿では、その仮説を検証すべく、ランキングの手法、思考ツールの使用、自分の立場を繰り返し問う発問、 ICEモデルの考え方の利用など、これまでの実践を通して試みたいくつかの工夫について考察した。 - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属中学校 佐々木善子
- 論文・教材本文
- J_K43_P1_SASAKI.pdf
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