国語教材としての連句の有効性とその指導試案
- 教科・単元、キーワード
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- 国語
- 対話的な学び
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- 中学校
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- 概要
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連句は、五七五の長句と七七の短句を交互に連ねて創作していく中で、四季折々の情景や人情の機微を描き、日常生活に詩を見出していく協同制作の文芸である。その実作は、学習者の言語感覚を育み、我が国の言語文化に参加するにふさわしい言語活動たり得ると考える。しかし、短詩型文学の指導としては、近現代の短歌(主に2年生)、俳句(主に3年生)、和歌(主に3年生)が行われ、短歌や俳句については創作指導も広く行われてきたものの、連句については試行的な実践や実作者による啓蒙的授業にとどまるのが実態である。教科書でも「おくのほそ道」(3年)の冒頭部分の「表八句を庵の柱にかけ置く」の解説として俳諧(=連句)に触れる記載があるが、創作用の教材としては、例えば『新しい国語』(東京書籍・H14版)などが「書くこと」領域の小教材として取り上げたのがごく珍しい事例と言える状況である。
稿者は1992年に初めて連句創作の授業を試行して以来、「国語科教材としての連句」という視点から指導法開発を行い、連句の国語科教材としての魅力を明らかにしてきた。 - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属中学校 宗我部義則
- 論文・教材本文
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- 登録日時 2022-10-20 14:48:52
- 更新日時 2022-11-01 00:56:45
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