古典作品を楽しく読み味わうための試み:「徒然草」~ちょっと残念な人々~(2017年度 中学校研究紀要 第46集)
- 教科・単元、キーワード
-
- 国語
- 探究力・活用力
- コミュニケーションデザイン
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
-
- 校種・学年
-
- 中学校
- 中2
- 中3
- 校種間連携
-
- 概要
-
本実践は古典に対して抱きがちな「古語だから難しい」といった抵抗感をなくし、現代の作品を読むのと同じような感覚で、読み物としてその面白さを楽しんで、読み味わえるように試みた取り組みである。「徒然草」の中から「クスッと笑えるようなちょっと残念な人物」という視点で中学生が楽しんで読めるような六つの章段を題材として選定し「徒然草~ちょっと残念な人々~」を単元名とした。それぞれの話のおかしさ、愚かさの特徴を読み比べ、生徒自身の読みの視点と根拠で話し合い活動・交流を通してどの人物が一番残念な人かを決めるというものである。こうした活動の後には、なぜ兼好がこうした人物を書いたのかといった作者の思いを考えていくことも目ざしている。古典という枠を超えて作品の面白さを実感したり、作者の生きる姿勢や考え方に共感したりということができれば作品の読みも深まり、古典の印象も良いものとなることが期待される。また、それは今後の古典学習へ意欲にもつながることが期待される。
キーワード:楽しんで読み味わう 現代文と同じ感覚 題材の選定 読みの視点と根拠 話し合い・交流
出典:2017年度 中学校研究紀要 第46集, p.1-16.
- コンテンツ担当者・著者
-
お茶の水女子大学附属中学校 市川千恵美
- 論文・教材本文
- 古典作品を楽しく読み味わうための試み:「徒然草」~ちょっと残念な人々~(2017年度 中学校研究紀要 第46集)
この教材を閲覧したユーザーは以下の教材も閲覧しています
- 登録日時 2018-12-28 14:53:30
- 更新日時 2025-05-29 11:04:53
- ページビュー数 1542回
