1年「数学科(基本的な作図)」学習指導案 「アンテナをどこにつける?」(2018年度 中学校公開研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 算数・数学
- 探究力・活用力
- SDGs(持続可能な開発目標)
- 帰国生徒教育
- 対話的な学び
- 現代的な課題
- 評価
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 中学校
- 中1
- 校種間連携
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- 概要
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本小単元で育成すべき資質・能力は、「基本的な作図の方法を理解すること」、「図形の性質に着目し,基本的な作図の方法を考察し表現すること」、「基本的な作図を具体的な場面で活用すること」とされている(文部科学省、2017)。活用のためには、垂直二等分線などの図形を「ある条件を満たす点の集合であるとみられること」(文部省、1969)の理解が必要であるが、新しい学習指導要領の内容には明示されていないため、教師による意図的な指導が必要である(藤原ほか、2018)。
特に帰国生は、入学前の図形の学習内容が、滞在した国・地域によらず一般生よりも少ない傾向にあり、履修状況は国・地域によって多様である。図形の名称や性質、コンパス・定規等の用い方などの学習状況を確かめつつ、生徒の問いをもとに図形を論理的に考察し表現できるようにすることを目指したい。点集合としてみることについても、教師から天下り的に学ぶのではなく、具体的な問題解決の過程に意図的に位置付け、必要感をもって学ぶことで有意味な学習となると考える。
出典:2018年度 中学校公開研究会 学習指導案
- コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属中学校 藤原大樹・松本純一
- 論文・教材本文
- 1年「数学科(基本的な作図)」学習指導案 「アンテナをどこにつける?」(2018年度 中学校公開研究会) 【予想される生徒の反応例】 「アンテナをどこにつける?」
- 関連情報
- 藤原大樹(2021)「対象となる図形の意味理解を重視した基本作図の学習指導 ―「図形を条件を満たす点の集合とみること」に焦点を当てて―」 日本数学教育学会第9回春期研究大会論文集, 創成型課題研究の部, p.39-46. 藤原大樹(2021)「学習指導案の書き方・読み方,授業研究の基礎基本」日本数学教育学会 出版部主催 授業研究シンポジウム グループディスカッション登壇プレゼン資料
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