2016年度SGH成果発表会 兼 第21回公開教育研究会報告「持続可能な社会の探究Ⅰ 生命・医療・衛生」(2016年度 高校研究紀要 第62号)
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- 概要
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本講座では、生命・医療・衛生に関連するグローバルな諸課題について探究活動を行った。そのため生徒の設定したテーマは多岐にわたり、主に1学期には、生徒が各自のテーマだけでなく、健康と生活習慣・生命倫理・疾患とその支援・保健医療・公衆衛生に関して幅広く見聞を広め、多角的な視点で探究活動を実践できるよう、フィールドワーク(FW)や大学教員、専門家による講義を複数回企画して支援した。具体的にはお茶の水女子大学の飯田薫子准教授による「生活習慣病」、同大学の沼部博直教授による「遺伝カウンセリング」、JICA 国際協力員の萩原明子氏による「途上国における母子保健・母子栄養改善の協力」の講義を実施し、基礎的な知識から最近の研究や活動まで、学びを深めた。FW では、まず5月に国立国際医療研究センターを訪問し、医師・看護師やスタッフからのレクチャーに加え、診察室や分娩室の見学も行なった。7月には希望者を対象に東京大学医科学研究所および隣接する近代医科学資料館を訪問し、東京大学の内丸薫教授による HTLV-1(ヒト T 細胞白血病ウイルスⅠ型)の感染によって起こる ATL(成人 T 細胞白血病)の研究についての講義に加え、研究室や資料館の見学を行なった。またそれぞれの講義や FW の翌週には、学んだ内容に基づく生徒間の意見交換の場を設けて言語活動の機会を多数確保し、話す力、聞く力、伝える力の育成を図った。
このように生徒は、自分の探究テーマとは直接関連がない内容の講義や FW にも参加する中で、グローバルな諸課題はどこかで互いにつながりあっていること、ひとつの課題を多角的に捉えることの重要性を理解していった。
2学期以降は、1学期の学習をふまえ探究テーマの具体化や修正を行い、テーマに関連した情報収集や調査(FW、インターネット、書籍、新聞、アンケート等)を実施した。またそこから得られた情報や知識をまとめ、課題解決のためにどのようにア プローチするのか、考察を深めた。冬休みには「プレ論文」を作成し、これまでの探究成果を客観的に見直し、今後の探究活動の方向性や効果的なまとめ方を試行錯誤する機会とした。
なお、6月と11月に同領域の「経済発展と環境」講座と合同で行なった中間報告会(6月は5月の FW の報告、11月はそれまでの探究成果の中間報告)では、全員が発表者としてプレゼンテーション、および聞き手として助言や評価等の活動に取り組んだ。
3学期には年間の探究活動の総まとめとして、冬休みの「プレ論文」を基に各自が論文を執筆したほか、成果物の作成・制作に取り組み、それらを互いに発表した。
出典:2016年度 高校研究紀要 第62号, p.77-79. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属高等学校 佐藤健太・葛西陽菜
- 論文・教材本文
- 2016年度SGH成果発表会 兼 第21回公開教育研究会報告「持続可能な社会の探究Ⅰ 生命・医療・衛生」(2016年度 高校研究紀要 第62号)
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