第4学年「理科」学習指導案「もののあたたまり方」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 理科
- 探究力・活用力
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小4
- 校種間連携
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- 概要
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本単元は,「粒子」についての基本的な見方や考え方を柱とした内容のうち「粒子のもつエネルギー」に関わるもので,中学校の「状態変化」の学習につながるものである。粒子概念の基礎を育む小学校の大事な単元の一つであり,熱エネルギーなどの抽象的な思考が要求される場面が多く出てくる。目に見えないミクロの世界を想像し,抽象的な概念を獲得していくことは,4年生の子どもにとっては困難なことではあるが,実験を中心にして,仮説を立てたり,体験したことを説明したり,推論したりしながら,徐々に粒子の概念を獲得していけるように授業を進めていく。
小学4年生という発達段階は,目に見える事ばかりではなく目に見えないことも想像し,イメージ化し,モデル化することが可能になってくる年齢である。この成長段階において,粒子概念を導入することは効果があると考えられる。
新しい慨念を構築していくことは,個人にとって難しいことであるが,学級の中で話し合いをし,他者の意見を参考にしたり,相手を説得させるために説明を工夫したりすることによって,個々の児童の思考は深まっていくと考えられる。そのため,本単元では,実験を通して自分の五感で現象を把握し,疑問を解決するために,話し合いをしたり,実験方法を考えたりする場面を多く設定する。自分の意見をしっかりもたせた上で,他者の意見も参考にし,融合させながら新たな考えへと高めさせていきたい。自分の中で新しい慨念を構成していけるように,授業を展開させていく。
本時では,二股試験管に示温度インクを入れ,片方だけを温めた場合の水のあたたまり方を予想させ,実験を通して確認し,そのようなあたたまり方をする理由を考えさせ,水の対流についての理解を深めさせる。この時,予想や結果の考察の場面で自分の考えをしっかりと持たせるとともに,他者の意見を聴き,自分の考えと擦り合わせながら科学的概念を構成していくことを試みる。
出典:第80回教育実際指導研究会(2017年度)発表要項, p.105. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 増田伸江
- 論文・教材本文
- 第4学年「理科」学習指導案「もののあたたまり方」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
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