保健の授業で育成される資質・能力に関する一考察 ―指導者の指導観と生徒の記述に着目して―(2023年度 日本保健科教育学会第8回研究大会)
- 教科・単元、キーワード
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- 体育・保健体育
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- 社会情動的スキル
- 対話的な学び
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- 評価
- 主体性
- コンピテンシー
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- 校種・学年
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- 高等学校
- 大学
- 概要
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お茶の水女子大学コンピテンシー育成開発研究所(以下ICD)のICDコンピテンシーのうち、佐藤(2023)より、保健の授業を通してICDコンピテンシーが育まれる機会は「批判的思考力」「省察的思考力」が多く、「協働性」「対人的問題解決力」「自己制御」「エージェンシー」が少ないとしている。そこで本研究では、保健の授業で資質・能力を育成する取り組みや機会の検討のために、生徒からみた保健の授業を通して育成されたコンピテンシーを明らかにすることを目的として、生徒に質問紙調査を行った。
その結果、保健の内容自体が資質・能力に働きかける力を持っており、確かに「批判的思考力」「省察的思考力」が育成されていると生徒が実感している割合が多かった。また、授業の形式として、自己を表し、共有する時間を多くとることは、資質・能力の育成へ寄与する可能性が大きく、中でも探究的なグループ発表活動は多様な資質・能力育成の機会になりやすいことがわかった。
出典:丸山実花・佐藤健太(2023)「保健の授業で育成される資質・能力に関する一考察 ―指導者の指導観と生徒の記述に着目して―」日本保健科教育学会第8回研究大会発表予稿集, p.36.
※ こちらは、2023年12月17日(日)に開催された日本保健科教育学会 2023年度第8回研究大会でポスター発表を行った際のポスターと要旨です。
※ 本研究は、2023年度コンピテンシー育成開発研究所連携研究員の業務の一環として行われた。
- コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属高等学校 丸山実花・佐藤健太
- 論文・教材本文
- 保健の授業で育成される資質・能力に関する一考察 ―指導者の指導観と生徒の記述に着目して― 【発表ポスター】保健の授業で育成される資質・能力に関する一考察 ―指導者の指導観と生徒の記述に着目して―
- 関連情報
- 解説(お茶の水女子大学教育学研究者より) お茶の水女子大学 コンピテンシー育成開発研究所 コンピテンシー・ベースにおける保健で伸ばすべき資質・能力とは―10年の歩みを振り返って―(2022年度 高校研究紀要 第68号) 体育の授業で培われる資質・能力に関する一考察―生徒の記述からみる協働性と創造性の育成―(2023年度 高校研究紀要 第69号)
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