第4学年「音楽」学習指導案「音の響きを感じよう」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 芸術・美術・音楽・図画工作
- 探究力・活用力
- 社会情動的スキル
- 校種・学年
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- 小学校
- 小4
- 校種間連携
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- 概要
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4月から,音楽の学習場所がスタジオからアッセンブリに変わり,使用できる楽器も増え,「ミュージックプランに基づく学習」もスタートした。1学期は,楽器に触れることや,音を鳴らすことに夢中になり,ただひたすらに楽器に触れ,新しい楽器にも挑戦し続けていた。2学期からは,だんだんと自分の好みの楽器や,やりたい曲なども明確に持つようになり,個々に自分の課題と向き合いながら練習をする姿を多く目にするようになった。また,自分自身の音楽だけではなく,友だちの演奏に合わせて身体を動かしてみたり,「一緒にやってもいい?」と声をかけたり,友達の奏でる音楽にも興味をもつ姿も見られるようになってきた。時には友だちと意見が合わずぶつかることもあるが,そのような異なる表現が行き交うことで,互いに触発し合い,さらに広がっていく。彼らは本当に生き生きとした表情で音楽を全身で感じているのである。これからも子どもが自分の音楽に浸れる時間を保障し,音楽を楽しみながら,自己の課題と向き合い,互いに高めあう姿を期待したい。
また,自己と向き合う時間と平行して,みんなでひとつの響きに耳を傾ける時間も設けることで,互いに息をあわせ「ともに奏でる」喜びや他者がいるからこそうまれる音楽を味わってほしい。本題材で取り扱う「かっこうと月」は2部に分かれており,お互いが掛け合うところがある。その部分では相手の音をよく聴き,まねをする活動を取り入れる。そこでは,友だちと掛け合う楽しさを感じながら,リコーダーの息づかいを意識できるようにしていきたい。
出典:第79回教育実際指導研究会(2016年度)発表要項, p.91. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 下田愛佳里
- 論文・教材本文
- 第4学年「音楽」学習指導案「音の響きを感じよう」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
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