第6学年「算数」学習指導案「データの活用」(2023年度 第86回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 算数・数学
- 探究力・活用力
- 食育
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小6
- 校種間連携
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- 概要
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第6学年の「データの活用」のねらいは,目的に応じてデータを集めて分類整理し,データの特徴や傾向に着目し,代表値などを用いて問題の結論について判断するとともに,その妥当性について批判的に考察することである。今回は,給食室の残菜を題材にする.毎日サラダ(野菜を中心とした副菜)が給食に出ているのだが,日によって余り具合が違うことが度々教室でも話題になっていた.人気のあるサラダとそうでないサラダがあることは感覚的に掴めているものの,同じサラダでも日によって余り具合が違う場合がある.また,栄養教諭に話を聞くと,野菜の残量が20%を超える日が例年に比べて多いと感じていると言う︎.子どもたちにとっては毎日食べてきた給食だけに実感が持てる題材であり,自分事として捉えやすいと考え,給食の問題に取り組むこととした.
給食の問題はよく見聞きするが,その多くは最終的に児童の意識や努力に任されるところが多く,一時的に解決に向かうように見えるが,持続可能なものになっていない場合が多い.栄養のバランスや食の経験という学校給食の在り方を踏まえて,継続可能なシステムや献立の工夫を提案,試行,妥当であったかの吟味や振り返りまで,一連の統計的な問題解決のプロセスを経験させたい.そして,給食の献立がどのように作られているか,ということも含め,教科横断的な学びや,計画を立てたりする過程で批判的な見方ができるよう促していきたい.
出典:第86回教育実際指導研究会(2023年度)当日資料 - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 倉次麻衣
- 論文・教材本文
- 第6学年「算数」学習指導案 「データの活用」(2023年度 第86回教育実際指導研究会) 当日資料
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