「考える」英語の授業を創る ―「平和・人権」をテーマとして―(2013年度 中学校研究紀要 第42集)

教科・単元、キーワード
  • 英語・外国語
  • 探究力・活用力
  • 社会情動的スキル
  • SDGs(持続可能な開発目標)
  • 対話的な学び
  • 現代的な課題
  • 主体性
コンピテンシー育成
校種・学年
  • 中学校
  • 中1
  • 中2
  • 中3
校種間連携
概要

中学校における英語学習は、生徒にとって新たな外国語習得へと向かう非常に大きな経験となる。アルファベットという文字を学習し、それが単語となり、やがて文や文章へと学習の幅が広がっていく。学習した言語材料や語彙を活用し自分のことを表現したり、何かについて説明をしたりすることが可能となる。中学1・2年次は「表現する」ことに主眼を置き、授業を創ってきたが、3年次は、学習する言語材料や語彙も深まり、より幅を広げた英語学習に取り組ませたいと考え、「考える」ことを授業のもうーつの核にすることにした。その際、教科書の内容や担当学年の総合的な学習のテーマ、道徳の授業との関連なども意識し、「平和」「人権」をテーマに設定することにした。
授業を計画する際には、UNESCO(国際連合教育科学文化機関)が推進してきた国際理解教育(education for international understanding)の考え方を意識するようにした。LL教室で行う授業で視聴する映像教材もこの考え方を意識し選定するようにした。そこで、『WORLD TRADE CENTER』および『FREEDOM WRITERS』の2作品を教材として用いることにした。また、教科書から発展させた学習内容として、「We Are the World」のビデオ制作や、アンネ=フランクの日記の原典英訳版での学習、キング牧師の軌跡を描いた高校検定済教科書教材「The March to Freedom」の学習とあわせて、本テーマの学習プログラムと位置づけた。特に、卒業前の時期にあたる1月・2月の授業では、「The March to Freedom」と『FREEDOM WRITERS』の2つの教材が内容的にもクロスする部分があったので、その点を意識しながら授業創りを進めた。
本稿は、その授業創りの研究実践の概要について述べたものである。
キーワード:考える 平和 人権 表現する 国際理解教育

出典:2013年度 中学校研究紀要 第42集, p.55-65.

コンテンツ担当者・著者

お茶の水女子大学附属中学校 中島義和

論文・教材本文
「考える」英語の授業を創る ―「平和・人権」をテーマとして―(2013年度 中学校研究紀要 第42集)

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  • 登録日時 2018-12-28 23:22:46
  • 更新日時 2025-05-28 12:09:59
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