「論理の順序」を長い眼・広い眼で育てる(中2 三角形と四角形)
- 教科・単元、キーワード
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- 算数・数学
- 探究力・活用力
- 対話的な学び
- 主体性
- 校種・学年
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- 中学校
- 中2
- 校種間連携
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- 中学校
- 概要
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根拠を基にして,ある事柄が「正しい」「正しくない」ということを明確に説明できるようにすることは,新たな価値を生み出す豊かな創造性の育成の観点から,算数・数学科に期待されている重要な資質・能力である(清水,2021).そこで,本時では,「証明は論理的な知識の体系をつくっていくために必要な営みである」という理解の一環で,局所的体系化の「命題を系列化する活動」(礒田,1987)に向けて,生徒が命題の証明の順序に気付く展開を試みた.誤解を恐れずに表現すると,何が前提で何がいえるのかといった「論理の順序」に迫る図形の授業である.それにより,命題を見いだし証明する過程で
・この事柄は根拠として使えるか.
・使えない場合,何を先に証明すべきか.
・他にはどんな事柄を根拠に使えばよいか.
などと,正しい証明に向けて問い続ける態度や演繹的に推論する力が育成されると考えている.
本時は,二等辺三角形の性質及び条件,直角三角形の合同条件を学習した後,四角形についての学習の第1時である.本時の目標は「三角形の合同条件などを基にして平行四辺形の基本的な性質を論理的に確かめたり,証明を読んで新たな性質を見いだしたりすることができる」とした.
- コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属中学校 藤原大樹
- 論文・教材本文
- 授業報告 日本数学教育学会第8回中学校授業づくり研究会当日冊子(平行四辺形の性質)
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- 登録日時 2023-06-22 21:03:40
- 更新日時 2023-06-22 21:03:40
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