一次関数とみなすことの段階的指導:教材の分類と授業化(2023年度 日本数学教育学会第11回春期研究大会 創成型課題研究の部)

教科・単元、キーワード
  • 算数・数学
  • 探究力・活用力
  • 対話的な学び
  • 現代的な課題
  • 主体性
コンピテンシー育成
校種・学年
  • 中学校
  • 中2
校種間連携
概要

本研究では,一次関数とみなすことを段階的に指導する際,授業者が適切に教材を選べるように,扱われている教材を「A.一次関数の定義からのずれ」と「B.一次関数の理論的な構造」の観点から分類した.また,その過程で,授業化に際する着眼点として「重視する活動」,「テクノロジーの利用方法」,「生徒の実態との関連性」を導出した.そして,特に「テクノロジーの利用方法」について,既存の「方法ⅰ 手作業で式を得る方法」と「方法ⅱ 端末の回帰機能で式を得る方法」に加え,「方法ⅲ 端末で定数値を変えて視覚的に式を得る方法」を示し,「重視する活動」との関連や単元の計画について考察した.

出典:藤原大樹(2023)「一次関数とみなすことの段階的指導で扱う教材の分類と授業化」日本科学教育学会年会論文集, 34, p.95-102.

コンテンツ担当者・著者

お茶の水女子大学附属中学校 藤原大樹

論文・教材本文
一次関数とみなすことの段階的指導:教材の分類と授業化(2023年度 日本数学教育学会第11回春期研究大会 創成型課題研究の部)
関連情報
藤原大樹(2010)「1次関数を学ぶ意義と「みなす活動」についての一考察」横浜国立大学教育人間科学部附属横浜中学校個人研究論文集, 第3号. 藤原大樹(2010)「1次関数とみなすことの指導についての事例的研究」日本科学教育学会年会論文集, 34, p.137-140. 藤原大樹(2012)「中学生による数学的モデリングを目指した近似の考えの継続的指導の必要性」日本科学教育学会年会論文集, 36, p.113-116. 藤原大樹(2015)「生徒が新たな数学を生み出す数学的モデリングの指導-中学校数学科の関数領域に着目して-」日本科学教育学会年会論文集, 39, p.101-104. 藤原大樹(2016)「数学的モデリングにおける近似の考えに否定的な生徒の長期的な意識変容」日本科学教育学会年会論文集, 40, p.331-332. 数学的に考える資質・能力を育成する学習指導と評価(2)―指導と評価の一体化を目指した「一次関数」の実践―(2021年度 第103回全国算数・数学教育研究(埼玉)大会) 藤原大樹(2024)「中学校数学科におけるリスク対応を意図した授業の教材開発の視点」日本科学教育学会年会論文集, 48, p.221-224. 藤原大樹(2024)「関数y=ax²とみなすことの困難性とその克服 : 「リレーのバトンパス」の実践と事後調査を通して」日本数学教育学会 第12回春期研究大会論文集, p.181-188.

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  • 登録日時 2023-06-22 20:46:02
  • 更新日時 2025-03-03 14:08:30
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