第5学年「てつがく創造活動」学習活動案「めぶくプロジェクト」(2021年度 小学校校内授業研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 総合的な学習・探究の時間
- 接続
- 探究力・活用力
- 社会情動的スキル
- てつがく
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小5
- 校種間連携
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- 概要
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第5学年の子どもたちは,3・4年生時に「自学」(個)と「創造活動」(学年活動)に取り組んできたという学びの履歴をもっている。個の興味から立ち上がる「プロジェクト型」活動は2年生以来である。
4月2週目頃まで,昨年度実行することができなかった「逃走中」について話されていった。「何としてでもやりたい!」という元実行委員や,「やるって決めたことだから,とりあえず…」,「やるならやれば?」,「もうやらなくてもよくない?」などといった意見が挙げられ,「逃走中」に対する温度差が明るみになった。
学年の教員たちは,これらの姿からめぶく学年の子どもたちはてつがく創造活動を「学年全員で一つのことをするもの」,「意見はまとめて一つにする」,「決まったことはやらなくては」と捉えていると感じた。そこで,「必ずしも‘全員が’やりたいことではない」ことを「多数決」で決めることや「責任感とは違う,何かプレッシャー・同調圧力的なもの」とも捉えられるような子どもたちがもっている「てつがく創造活動」の概念を壊すことも必要だと教員は感じた。そこで4月3週目に教員から「自分がやりたいことをやろう!」と促した。現在進行中のてつがく創造活動(プロジェクト)がスタートした経緯は以上のとおりである。
「好きなことやってもいいの?」と戸惑いながら始まった子どもたちだったが,2年時の「えらぶ(プロジェクト)」の経験が想起され,各々がおもむろに動き出した。メンバー構成は学級で閉じているグループが多いが,野球やピタゴラスイッチなど異クラスが混在しているところや,けん玉やマジックなど,(ほぼ)一人で取り組んでいる児童もいる。
プロジェクトを進めるにあたり,活動を計画して,課題や現在の進捗状況を明確にし,ふり返り,ゴールに向けて次にどうつなげていくのかといった,自分たちの学び・活動の履歴を可視化するためにも「計画表」を用いて取り組んでいる。計画表はファミリーで見合うようにしているが,基本的には「個のドキュメンテーション」と捉えられる。一方で,子どもたちの姿を見ていると,自分たちの活動のみに終始しており,他のグループとのかかわりが薄い。そこで「興味の複合」のきっかけの一つとして,グループごとの活動履歴等を示した「ポスター」(開かれたドキュメンテーション)を作成することにした。教師の見とりでまとめていくのではなく,子どもたち自身で学び・気づき・変化等を可視化して,意味づけができるように教師はポスターのパーツ(プロジェクトが立ち上がった理由・活動内容・写真・これまでのふり返り・これからの展望)を示すだけとした。これまであまり他のプロジェクトには関心を示していなかったのは,「そもそも知らなかったから」という面もある。最近では他チーム(野球やけん玉,マジックなど)に触発されて「体験参加」,「モノマネ」などが行われているが,中には「見せたい」「教えたい・知ってほしい」から,自分たちで呼び掛けたり,宣伝したりして休み時間などにミニ発表会を開いているが,なかなか「人が集まらない(規模が小さい)」と嘆く姿が見られた。そこでその子どもたちからめぶく委員に,「(中間)発表会」(発表ができる日)の提案があり,3回の発表日が設定された。
出典:2021年度 小学校校内授業研究会 学習指導案
- コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 野萩孝昌・神谷潤・藤枝真奈・山賀愛
- 論文・教材本文
- 第5学年「てつがく創造活動」学習活動案「めぶくプロジェクト」(2021年度 小学校校内授業研究会)
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