第4学年「算数」学習指導案「視点を変えて考える ~校庭の面積~」(2018年度 第81回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 算数・数学
- 探究力・活用力
- 対話的な学び
- 主体性
- 校種・学年
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- 小学校
- 小4
- 校種間連携
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- 概要
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第4学年の『面積』の学習を一通り終えると,子どもたちから「長方形や正方形以外の図形の面積も求めたい。」や,「三角形の面積も考えられるのでは。」といった感想や問いを多く耳にする。しかし,学習指導要領にもあるように,ほとんどの教科書は,「(長方形・正方形以外の)四角形と三角形の面積」は第5学年の指導内容に充てられている。一方で,第4学年の教科書でも,1㎠の三角形やさまざまな四角形を,等積変形や倍積変形して「面積の保存性」について実感させる学習活動があることから,前述の子どもの想いとその学習内容に大きなギャップはないのではないかと考える。
そこで,本単元では「校庭(芝生部分)の面積」を,既習の長方形・正方形の求積方法を用いて考えていく。本校の校庭は歪な八角形をしていることから,子どもたちは解決の見通しとして,直角三角形を付け足し,校庭全体を長方形とみて求積していくことが予想される。本時では,この見通しをもとに,直角三角形の求積方法を考え,校庭(芝生部分)の面積を求めていく。
自分たちが見いだした問いを解決していきたいという想いを曖昧にするのではなく,実際に解決に向かうことで,子どもたちは学びを『自分事』として捉えるのだと考える。そして,本単元が第5学年での面積や体積の学び,第6学年での円の学びの素地となることを期待する。
出典:第81回教育実際指導研究会(2018年度)発表要項, p.132. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 野萩孝昌
- 論文・教材本文
- 第4学年「算数」学習指導案「視点を変えて考える ~校庭の面積~」(2018年度 第81回教育実際指導研究会)
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