深い理解のための一人一実験によるマイクロスケール実験 ~「気体の発生と性質」の学習で~
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中学校理科の実験は班毎のグループ活動が多い。特に気体の単元では、気体発生・捕集と性質確認の実験において人手が必要となり、班毎のグループ実験がふさわしいと考えてきた。しかし、そのような実験では、中心となる生徒が役割を割り振り、指示を出しながら進めることが多くあり、 必ずしも全員が理解して進められているとは限らない。
一方で、マイクロスケール実験は、一人一実験を可能とし、生徒が内容を理解し、思考して目的意識をもって取り組まねぱならないという環境を設定できる(佐藤、 2012)。気体発生の実験でも、 マイクロスケール実験が可能であり、生徒1~ 2名での実験で使いやすい教材が開発されている(佐藤ら、2014)。そのため、今回、「気体の発生と性質」の学習でマイクロスケール実験を取り入れ、 生徒の内容に対する理解度や主体的な取り組みへの効果を調べた。
その結果、マイケロスケール実験は、生徒一人ひとりが理解し取り組み、反応を間近に観察しつつ 体験し、楽しく感じられる実験となったことが確かめられた。また、他の実験でも取り組みたいとの要求もあり、今後他の分野や単元で試み、理解をより深める工夫をしていくことが課題となった。
キーワード:マイクロスケール実験 一人一実験 気体の発生と性質 深い理解 - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属中学校 薗部幸枝
- 論文・教材本文
活用事例・コメント
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