深い理解のための一人一実験によるマイクロスケール実験 ~「気体の発生と性質」の学習で~(2017年度 中学校研究紀要 第46集)

教科・単元、キーワード
  • 理科
  • 探究力・活用力
  • 主体性
コンピテンシー育成
校種・学年
  • 中学校
  • 中1
  • 中2
  • 中3
校種間連携
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  • 高等学校
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概要

中学校理科の実験は班ごとのグループ活動が多い。特に気体の単元では、気体発生・捕集と性質確認の実験において人手が必要となり、班ごとのグループ実験がふさわしいと考えてきた。しかし、そのような実験では、中心となる生徒が役割を割り振り、指示を出しながら進めることが多くあり、必ずしも全員が理解して進められているとは限らない。
一方で、マイクロスケール実験は、一人一実験を可能とし、生徒が内容を理解し、思考して目的意識をもって取り組まねぱならないという環境を設定できる(佐藤, 2012)。気体発生の実験でも、マイクロスケール実験が可能であり、生徒1~2名での実験で使いやすい教材が開発されている(佐藤ら, 2014)。そのため、今回、「気体の発生と性質」の学習でマイクロスケール実験を取り入れ、生徒の内容に対する理解度や主体的な取り組みへの効果を調べた。
その結果、マイクロスケール実験は、生徒一人ひとりが理解し取り組み、反応を間近に観察しつつ体験し、楽しく感じられる実験となったことが確かめられた。また、他の実験でも取り組みたいとの要求もあり、今後他の分野や単元で試み、理解をより深める工夫をしていくことが課題となった。
キーワード:マイクロスケール実験 一人一実験 気体の発生と性質 深い理解

出典:2017年度 中学校研究紀要 第46集, p.29-46.

コンテンツ担当者・著者

お茶の水女子大学附属中学校 薗部幸枝

論文・教材本文
深い理解のための一人一実験によるマイクロスケール実験 ~「気体の発生と性質」の学習で~(2017年度 中学校研究紀要 第46集)
関連情報
お茶の水女子大学 理系女性育成啓発研究所

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  • 登録日時 2018-12-28 14:16:20
  • 更新日時 2025-05-29 11:22:08
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