コロナ禍におけるオンライン授業―オンライン数学授業での成績評価の事例―(2020年度 高校研究紀要 第66号)
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令和2年度は,新型コロナウイルス感染症に翻弄された年であった。本稿を書いている令和3年4月時点でも,依然としてその猛威は衰えず,収束は見えない状況である。令和2年度は,政府からの緊急事態宣言の発出に伴い,日本全国のほとんどの学校で5月末までの約2ケ月間の休校措置とともに始まった。また,6月からはクラスを偶数組,奇数組と分級し,生徒数を半減させることにより教室内での生徒間の距離を確保し,さらに学校内の密度を下げるために,学年を分散させて登校させるなど厳重な感染拡大防止対策を講じた上で学校は再開された。さらに休校期間が長期化したため,令和2年度の授業日数の確保の問題も含めて,政府内では学校の9月入学への移行が具体的に議論されるなど学校現場は混乱をきわめた。結果的に,令和2年度は多くの学校で夏季休業期間の大幅な短縮および土曜日や休日の授業日への振り替えを行うことで授業日数や時間数を確保した。本校においても例外ではなく,6月から分級・分散登校で再開し,段階的に通常授業に戻すとともに,夏季休業を2週間に短縮し,11月までの祝日を授業日に振り替えることにより授業日数の確保を行った。長期休校ならびに分級・分散登校期間中の学びの保障という観点からICT機器を活用した,いわゆるオンライン授業が文部科学省からも推奨され,義務教育課程におけるGIGAスクール事業は前倒しでその整備が進められた。もちろん,令和2年度には多くの高等学校においてもオンライン授業が行われた。
さて,本稿は巻頭言ではなく,巻頭論文という形で依頼された。私自身は高等学校において授業を担当していないため,高等学校での授業に関しての論文は書くことはできない。しかし,令和2年度には,お茶の水女子大学の担当授業のひとつとして学部1年生に数学の授業を全面オンラインで行った。この授業は,通常時であれば授業スタイルならびに教室人数は高等学校の数学の授業とほぼ変わらず,多くの共通する問題も含むものと考えられる。私自身もちろん全面オンラインでの授業は初めてのことであったが,それなりに工夫した点もあり,そのオンライン授業の様子を紹介することで,この非常時の記録のひとつとして,後々に残すことにしたい。また本校の多くの教員がお茶の水女子大学の学部授業科目「教科教育法」を担当していることより,同様の授業を担当する本校教員の多少でも参考になれば望外の喜びでもある。
出典:2020年度 高校研究紀要 第66号, p.1-6. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属高等学校 吉田裕亮
- 論文・教材本文
- コロナ禍におけるオンライン授業―オンライン数学授業での成績評価の事例―(2020年度 高校研究紀要 第66号)
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