棒の本数を表そう(中1 文字と式)

教科・単元、キーワード
  • 算数・数学
  • 探究力・活用力
  • 社会情動的スキル
  • 対話的な学び
  • 評価
  • 主体性
校種・学年
  • 中学校
  • 中1
校種間連携
概要

本時で扱う「棒の本数」の問題は,伝統的に本単元の導入課題及び発展課題として定番の教材である。小学校算数科との関連に配慮し,問題を提示した際の生徒の反応を窺いながら,つくる正方形の個数を最初は具体的な数から扱うようにする。生徒によっては,「擬変数」として文字のように見て扱う生徒もいるであろう。そして,x個に一般化したときの棒の本数の表し方について考えていく。
文字を用いた式は,簡潔・明瞭に,そして一般的に数量の関係や法則を表すことができるというよさがある。また,自分の考えの過程を他者に的確に伝達できるというよさもある。本教材では,1+3×x,x×2+(x+1),4×x-(x-1)などといった多様な式が生徒から出されることが想定されるが,これらの式の意味を,生徒が表現したり解釈したりする活動を通して,上記のよさ(必要性)を理解できるようにする。さらには,このような学習過程を通して,「算数・数学の問題発見・解決の過程」(数学的活動)における「数学の事象における問題を数学的に捉えること(A2)」や「統合的・発展的に考えること(D2)」を遂行する力(赤本他,2021)についても育んでいきたい。
なお,同じ数量についての式がすべて正しいのかを明らかにする方法として,例えば,①適当な値を代入する,②計算の仕方を考える,の2つがある。その後の学習の動機付けにつなげていきたい。

コンテンツ担当者・著者

お茶の水女子大学附属中学校 藤原大樹

論文・教材本文
授業の学習指導案,授業の簡易な報告(多様な考えの扱い方),授業後の板書 ワークシート 黒板に貼る図

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  • 登録日時 2021-07-01 10:23:08
  • 更新日時 2022-09-24 06:00:24
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