1年「数学科」遠隔・対面学習指導実践報告 「正の数・負の数」(2020年度 中学校公開研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 算数・数学
- 探究力・活用力
- ICT(情報通信技術)
- 現代的な課題
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 中学校
- 中1
- 校種間連携
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- 概要
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教科として遠隔学習の検討を行う段階で、「A 数と式」領域の単元は他の単元に比べ複雑な図の提示などが少なくて済むことから遠隔学習には比較的適していると考えた。また、中学校1年生の正の数・負の数はその後の単元の基礎であり、1年生の初期に行うことが必要でもあるため、単元の順序変更などは行わなかった。一方で、単元の性質として知識理解や計算技能の習熟に重きを置きがちである。特に動画での授業では一方通行になりやすく、内容として知識・技能に偏りやすいことが懸念された。そこで、できるだけ教科書外の話題を取り入れたり、自分で調べたり、考えたりする活動を取り入れるようにして授業づくりを行った。
本時では教材「トランプゲーム」を扱った。今までも正の数・負の数の計算の導入には教材としてトランプゲームを行い、トランプを用いて正の数・負の数の計算を説明する活動を行っていた。今回、遠隔学習での授業導入をあらためて検討したとき、次の2つの理由からトランプゲームは動画を通して授業という場を共有しやすい教材であると考え、今までの授業と同様の活動を行うことにした。
① 生徒自身が家庭でもトランプカードを手元に用意しやすい。用意できなくても、トランプカードを知らない生徒はほとんどおらず、遠隔においても教材がイメージしやすい。
② トランプカードの様子を映像で見せやすいため、トランプゲームを教員と行っているような教材提示を動画で行うことで、一緒にゲームをやっているという感覚になれることが期待できる。
遠隔学習時はまだ生徒と顔を合わせたこともなく、お互いの様子がわからない中ではあったが、できるだけ中学校の授業の雰囲気に近い形の授業にしたいと考えて授業を構成した。
出典:2020年度 中学校公開研究会 遠隔・対面学習指導実践報告 - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属中学校 大塚みずほ
- 論文・教材本文
- 1年「数学科」遠隔・対面学習指導実践報告 「正の数・負の数」(2020年度 中学校公開研究会)
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