第3学年「国語」学習指導案「なぞを解き明かそう『モチモチの木』」(2019年度 第82回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 国語
- 探究力・活用力
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小3
- 校種間連携
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- 概要
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授業では,子どもたちが話し合い,聞き合うことによって読みを深めていきたい。そこで,初発の感想にみられる疑問やみんなで考えたい問いを“なぞ”として共有し,叙述を根拠に話し合うことを通して読み深めることを大切にしてきた。5月『ゆうすげ村の小さな旅館』(東京書籍),9月『ちいちゃんのかげおくり』(光村図書),11月『サーカスのライオン』(東京書籍)の学習を経て,『モチモチの木』(東京書籍)を最後の物語単元とする。
『モチモチの木』の中心人物である豆太は,臆病であるが優しさがあり,時には勇気が出る。しかし,話の冒頭と終末に臆病な様子が描かれているため,「豆太は変わったのか,変わっていないのか。」という問いや,「豆太はどんな人物か。」という問いが生まれるだろう。小見出しで分けられた5つの場面にみられる豆太の行動や心情を追いながら,豆太の変容や人物像をとらえていきたい。
本単元の言語活動として「人物紹介カードを書くこと」を設定する。カードには,好きな登場人物の人柄を表すことばと根拠となる叙述を書く。一人の登場人物につき一枚のカードとする。カードに書くことで,子どもたちは「〇〇はどんな人物か。」という問いをもって読み,叙述をもとに想像して読むことができると考える。
導入部分では,これまでに学習した物語から友達に紹介したい登場人物についてカードを作成し,紹介し合う。人物の人柄に視点をあてて読む意欲を高めるとともに,教師は子どもたちの読みの実態を把握する。第一次では,『モチモチの木』を読み,子どもたちの問いを話し合うことを中心として,豆太の行動と,臆病,勇気,優しさについて読み取る。第二次では,豆太のカードを作成する。これまでのノートを見返しながら「豆太は変わったのか,変わっていないのか。」「豆太はどんな人物か。」について考えたことをカードにまとめ,個人の読みを書いてまとめる。単元の終わりには,それぞれのカードを読み合うことで一人ひとりの感じ方の違いに気付かせたい。読書を通して様々な人物に出会い,自分自身や他者を見つめる視点が広がることを期待している。
出典:第82回教育実際指導研究会(2019年度)発表要項, p.104. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 下脇陽子
- 論文・教材本文
- 第3学年「国語」学習指導案「なぞを解き明かそう『モチモチの木』」(2019年度 第82回教育実際指導研究会)
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