第3学年「国語」学習指導案「ことばにひっかかって読む 「モチモチの木」」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 国語
- 探究力・活用力
- てつがく
- 校種・学年
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- 小学校
- 小3
- 校種間連携
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- 概要
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友だちの考えを聞き,受け止めて自分の中に取り込もうとする子どもが多いクラスである。語句の意味をていねいに確かめながら,叙述をもとに情景を想像したい。語句の意味を共有することで叙述のイメージを広げ情景を共有していく。また,物語の人物像を想像し,それを話し合いながらみんなで人物のイメージを共有する。その中で考えや感じ方の違いに気づきそれを伝え合う。子どもたちがやり取りを通して分かり合おうとする過程でことばがつむがれていくと考え,この授業を組み立てた。
2学期に学習した「ちいちゃんのかげおくり」の音読から,音読の仕方を考えることによって人物の気持ちを表せそうだと子どもたちは気づき始めている。この「モチモチの木」の物語は,方言や,宵の口や薬箱のような古い言葉なども入り,民話独特の語り口なのですらすら読むことは難しいだろう。ことばのーつひとつにひっかかりながら読むことになる。その読みづらい言葉の意味を確かめたり,情景を想像しながら,どう音読すればよいのかを考えさせたい。語り手の視点から言い表されている豆太の行動や会話から,また,性格を表す言葉を拾い出しながら,豆太がどんな人物かを考えさせ,音読によって表し,感じ方の違いを交流させたい。
出典:第78回教育実際指導研究会(2015年度)発表要項, p.94. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 小野澤由美子
- 論文・教材本文
- 第3学年「国語」学習指導案「ことばにひっかかって読む 「モチモチの木」」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
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