第5学年「国語」学習指導案「私の見え方・ぼくの見方」(2019年度 第82回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 国語
- 探究力・活用力
- 社会情動的スキル
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小5
- 校種間連携
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- 概要
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5年生は言葉を介して自分とは離れた世界を想像し,書かれた言葉からその場面に秘められた意味を考えるようになる。また,作品全体から作者の意図を感じる読み方ができるようになってくる。これは中学まで続く変化の始まりであり,この変化は,すぐに全員に起きるわけではない。しかし,交流をとおして刺激された子どもたちの見え方は,次の読みにつながり,少しずつ個々の認識をひらいていく。この変化を,知的な喜びとして実感できるような単元(学びの在り方)を構想したいと考えた。
11 歳を迎えた子どもたちは,自分の経験や解釈を綴った作品を,プライベートなものとしてしまっておくようになってきている。反面,自分がよくできたと感じた作品は,みんなの前で発表して努力や成長を認めて欲しいという想いをもっている。
そこで,海外で実践されているライティング・ワークショップ(以下W.W.)を参考に,他者の発表(ことば)に意識を向ける場と,その経験を活かして自分の作品(ことば)に向かう場を繰り返し経験していく学びの在り方を構想した。その中核にあるのは,子ども自身の「やってみたい」「聴いて欲しい」という主体性,他者のことばの選び方への意識,そして個人内のめあての更新である。子どもたちはW.W. を繰り返すなかで,その時期に合わせた表現形式を段階的に経験してきた。2学期後半からは,各自が表現形式を選んで作品作りに取り組んでいる。
毎時間の授業では,前半に書き手の表現の工夫を意識したり,そこから書き手の思いを引き出したりする対話の場面,後半には,聴いたことを生かしながら自分の作品に向かう場面を設けている。作品を仕上げていく過程は個別指導を中心にするが,表現形式やテーマによって,数人が集まって自然な学びあいが生まれている。
今回共通経験として取り上げる表現形式は「エッセイ」である。作品のテーマは,「体験から学ぶって(仮)」とする。幅の広いテーマとすることで,みんながもっている経験を違った視点から表現しやすくするねらいがある。自分なりに構成・工夫して表現したテーマについて,少し違った視点から語ろうとする仲間の声を聴き,考える場面を重ねることで,子どもたちの世界の見え方を広げていきたい。
出典:第82回教育実際指導研究会(2019年度)発表要項, p.90. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 岡田博元
- 論文・教材本文
- 第5学年「国語」学習指導案「私の見え方・ぼくの見方」(2019年度 第82回教育実際指導研究会)
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