第2学年「みがく」学習活動案「考えがちがう,どうする? ―ともだち―」(2019年度 第82回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 総合的な学習・探究の時間
- 探究力・活用力
- てつがく
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小2
- 校種間連携
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- 概要
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考えを表出する,友達は自分と違った考えをもっている,そうした時に2年生はどのような反応をするだろうか。本学級の子どもたちは様々な反応をする。自分の考えが合っていると思い,頑なに主張し続ける子もいれば,すぐに考えを変える子もいる。また,「そういう考えもあると思うけど…」「○○くんと似てるんだけど…」と,周りにいる子の考えを一度受け止めてから自分の考えを話し出す子もいる。
2年生は,日常の活動として,車座になって座り,自分たちの経験を聴きあう「サークル対話」を行っている。話し手は,「休日に家族と出かけたこと,今自分の中で流行っていること,習い事のこと,飼っているペットの事,下校途中に起こった出来事」等を話し,聞き手は話の内容について質問をしていく。安心してその空間にいられること,自分を表現できることをねらいとして年度当初から継続的に行ってきた。
本活動は,日々起こっている出来事そのものだけではなく,自分の思いや考えを中心に話していく。2年生は,日常生活を通して「なんで?どうして?」と素朴な疑問をたくさんもっている。「なんで学校で勉強するの?」「友達とケンカしてしまうのはなぜだろう?」と,あたり前だと思われていることをみんなで考えてみたい。本校では3年生以上で「てつがく」の授業を行っている。本学級の子どもたちも「てつがく」に興味をもっており,2学期にはテーマを決めてみんなで考えを話し合う活動を行った。話し合いの過程では,友達の考えに反応して自分の考えを言いたいと手を挙げる子もいる。考えていなかった発想に出あった時,すぐに否定しまうのではなく,一度受け止めてから自分の考えを述べるような雰囲気を大切にしてきた。本活動は,そのような流れを踏まえて「ともだち」について考える。
本学級は35人の子どもが在籍しており,一人ひとりの個性が生かされ,時にはぶつかり合いながら生活している。似たような子同士で集まっている時もあれば,全く異なる性格の子同士で活動することもある。日常的に,いざこざがあれば互いの考えを主張し合うこともある。何れにせよ,ともだちの存在は2年生の子どもたちにとっても大きな影響を与えるもの,切実なものである。
子どもにとって影響の大きいもの,関心のあることについて,一度立ち止まってみんなで考えてみることで,2年生なりに自分自身のことを考えるきっかけにもなることを期待している。
出典:第82回教育実際指導研究会(2019年度)発表要項, p.89. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 廣瀬修也
- 論文・教材本文
- 第2学年「みがく」学習活動案「考えがちがう,どうする? ―ともだち―」(2019年度 第82回教育実際指導研究会)
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