第6学年「国語」学習指導案「問いをもつことで読み深める 「海のいのち」」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 国語
- 探究力・活用力
- てつがく
- 校種・学年
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- 小学校
- 小6
- 校種間連携
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- 概要
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国語の授業で物語を読む意義とは何かを考えると,「文学の楽しさを知ること,登場人物の心情を考えることで,日常での自分のあり方を振り返ること」等、様々考えられる。一人で読む楽しさもあるが,同じ物語でも読み手が違うと,受け取る印象や読み取り方も大きく変わる。この違いに触れることを大切にしたいと思い,授業を構成している。
子どもたちは,高学年になってからの国語の授業でも多くの文章を読んできた。その中で,『注文の多い料理店』『わらぐつの中の神様』『風切るつばさ』を学習した時に,自分たちで問題を作って話し合いによって読み深めていく活動を経験した。問題とは,テストで出されるような一問一答のものではなく,物語全体を通した主題や登場人物の心情等に迫れる問題である。問題を作る活動を積み重ねてきたことで,物語を読み深める問題を追求するようになってきた。読みを深めるためには,まず,読み手自身の問題意識が必要であると考えている。自分たちで考えた問題を深く追求していくことは,子どもたちにとっても意欲をもつことにつながることを感じている。
この学習は,「本文を読んで問いを作る」「各ファミリー(生活班)で決めた問いについて自分の考えをもつ」「自分の考えを基に,クラスで話し合う」という流れで進めていく。本単元では,選ばれた問題全てについて話し合った後に,より物語を読み深める問題はどれなのかを選ぶ「問題を精選する」活動もしていきたいと考えている。単元の終末では,これまでの学習を可視化することもねらいとして, 新聞を作成する。
出典:第78回教育実際指導研究会(2015年度)発表要項, p.95. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 廣瀬修也
- 論文・教材本文
- 第6学年「国語」学習指導案「問いをもつことで読み深める 「海のいのち」」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
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