第3学年「社会」学習指導案「みんなが楽しめる新大塚公園をつくろう」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 社会・地理歴史・公民
- 探究力・活用力
- 対話的な学び
- 現代的な課題
- 主体性
- 校種・学年
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- 小学校
- 小3
- 校種間連携
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- 概要
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新大塚公園は,1学期に地域探検で実際に行ったことがある公園で,社会の学習の入門期として初めて行った論争問題の事例地である。「みんなが楽しめる公園をつくろう」という題材のもと,子どもたちは初めに遊具いっぱいの夢の公園を描いた。話し合いを進めていくうちに「花を入れた方がよいかどうか」という提起により,使っているのは自分たちだけではない視点が出てきた。「自分の理想を優先するという価値観(私的)」と「自分以外の立場を考慮するという価値観(公共)」という価値観の対立が生まれた。子どもたちは何がこの論争問題の根源的な価値観の対立なのか,すなわち「争点」を教員が関わりながら形成していったのである。
2015年6月から,新大塚公園は,文京区と地域住民との意見交換会を4回もち,新しい公園づくりに取りかかり始めた。今回の学習にあたっては,実際の意見交換会の中で生まれたいくつかの対立点の中で「自動販売機は公園に置いたほうがよいか」という問題を子どもたち自身に考えさせたい。そして,この問題では,自動販売機に対する様々な考え方がある中,どのような価値観がぶつかり合い,何が根源的な対立なのか,すなわち「争点を知る」を子どもたちが見出して行ける授業を展開していきたい。
出典:第78回教育実際指導研究会(2015年度)発表要項, p.96. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 佐藤孔美
- 論文・教材本文
- 第3学年「社会」学習指導案「みんなが楽しめる新大塚公園をつくろう」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
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