第3学年「てつがく」学習活動案「自分の生活を見つめて―「やさしさ」って何だろう?―」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 総合的な学習・探究の時間
- 道徳
- 探究力・活用力
- てつがく
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小3
- 校種間連携
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- 概要
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あと3ケ月で上学年になるという3学期の最初に,これまでの自分や自分達の生活をふり返り,どのような4年生になりたいのかを思い浮かべながら,3学期の自分の目標と自分が考えるクラス目標を紙に書いた。本時を実施する時には,3学期も半分が過ぎ,登校日数も30日を切っている頃である。残された日数を充実させていくためにも,ここで一度,今の自分やクラスについて,目標と照らし合わせながら見つめることを行いたい。同時に,自分の目標や自分が考えるクラス目標に書かれた言葉について,それがどのようなことを表し,それにどのような思いが込められているのかを問うことで,その言葉のもつ意昧について考えていきたい。
例えば,クラス目標として「(人に/下級生に)やさしくする」,「やさしいクラス」といったことを書いた子が5名ほどいる。「やさしくする」や「やさしい」という言葉はよく使われるが,ここで使われている「やさしくする」や「やさしい」とはどのような意味だろうか。皆,同じ意味で使っているのだろうか。そして,そもそも『やさしさ』とは何だろうか。それぞれが思う『やさしさ』は,きっと少しずつ違うはずである。その違いをまずは感じ,受け止めながら,サークル対話を通して,『やさしさ』について皆(教師も子どもも)で考えていきたい。
このように,クラスの仲間が目標の中で書いた言葉の意味を問い,それについて考えることから,“てつがくすること”を始められればと考えている。それぞれの目標は,子どもたちが,自分や自分達の生活を見つめ,真剣に考えて書いたものである。その言葉を通して“てつがくすること”を始めることにより,これまでの自分や自分達の生活と関係づけ,対話の内容を自分事として受け止めながら思考を進めていくことができるのではないかと考えている。そして普段何気なく使っている『やさしさ』といった言葉の意味を問い,対話を通して皆で探究していく過程で,自分や自分と他者との関わり(人と人との関わり)についても,俯瞰して考えていくことができればと思う。
尚,本時は,「(人に/下級生に)やさしくする」,「やさしいクラス」といった個々が考えたクラス目標から,「やさしさとは何か?」について考える学習活動の2時間目にあたる。対話を通して,新たな問いが生まれ,子どもたちの持つ問いが変化していくことが考えられる。その問いの変化に寄り添い,明らかにしながら,丁寧に対話を進めていきたい。
出典:第78回教育実際指導研究会(2015年度)発表要項, p.91. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 久下谷明
- 論文・教材本文
- 第3学年「てつがく」学習活動案「自分の生活を見つめてー「やさしさ」って何だろう?-」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
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