第5学年「てつがく」学習指導案「美しいって何だろう」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 芸術・美術・音楽・図画工作
- 総合的な学習・探究の時間
- 道徳
- 社会情動的スキル
- てつがく
- 対話的な学び
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小5
- 校種間連携
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- 概要
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「てつがく」科の対話の中で子どもたちは,いろいろな考えに触れて自分の引き出しを増やしてきた。また,仲間から質問されることで自分自身と向き合い,自分がそもそももっていた考えを表すちょうどいい言葉を見つけ出す経験をしてきた。
子どもたちは,週に2回書く絵だよりにふとした発見や「てつがく」科で考えたことを書いてくることがある。今回は,ある子どもの絵便りに書かれていた,晴れの日の太陽の光の美しさについての記述をきっかけに,テーマを「美しいって何だろう」と設定した。誰もが経験しているが,あらためて言葉にする機会はあまりない「美しい」ということを「てつがく」科の時間を使って考えることで「美しいって何だろう」と考え続ける素地を耕したい。
「美しい」の感じ方は子どもによって異なる。分かり合い,話し合うためには,いくつかの手立てが必要である。自分が美しいと感じるものを実際に持ってきたり見える形で表したりして示しながら,ファミリーで質問し合う。そうすることで,何を美しいと,思っているのか,なぜ美しいと感じるのか考えを明らかにし,言葉を引き出し合う。全員での話し合いは,「人それぞれ違うね。」で終わらないように,それぞれが感じる「美しい」に共通することを見つけ出させる。
「美しい」の共通点を考えて種類分けする中から,様々な問いがまた生まれてくる。「美しいが完壁でないもの(出てきた共通点にあてはまらないもの)はあるか。」「美しいと好きはセットか。」「美しいが嫌いなものはあるか。」「美しいと美しくないが両方あるものはあるか。」「美しいはそのものの中にあるのか,感じる人の中にあるのか。美しいは物の本質か,見ている人の価値なのか。」「美しいは共有できるか。他人が感じている美しいを否定することはできるのか。それはどうして?」「美しいは,時代や国によって変わるのか。」「日本にいる私たちだからこそ感じている美しさはあるのか。現在もそれはあるのか。他の時代や文化の人々ともそれは共有できるのか。」などを話し合う中から,「美しいとは何か」 を考えていく。
出典:第79回教育実際指導研究会(2016年度)発表要項, p.121. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 藤枝真奈
- 論文・教材本文
- 第5学年「てつがく」学習指導案「美しいって何だろう」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
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