第6学年「家庭」学習指導案「学んだことを生かして―家庭科パンフレットを作ろう―」(2018年度 第81回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 技術家庭・家庭
- 探究力・活用力
- てつがく
- 対話的な学び
- 主体性
- 校種・学年
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- 小学校
- 小6
- 校種間連携
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- 概要
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6年生は,3週間後に卒業式を控えている。この一年間子ども達は,最高学年であることを意識して,さまざまな行事や活動,学習に取り組んできた。特にたてわり班や通学班のリーダーとして下学年に接する時には,子ども達なりの自覚やがんばりが伝わってきた。3学期に入ってからは,後輩に伝えられることはどんなことか,どのようにバトンタッチしていけばよいのかを考えて生活している。
家庭科の学習も,2年間でできることが増えた。5年生では,初めて針と糸を使って作品作りに取り組んだり,調理に挑戦したり,自分たちの学習環境であるお茶小の環境調査を行い,健康・快適・安全等の視点で課題を見つけて提案を考える学習を行ったりした。学んだことは,家庭でも実践し,家族のためにごはんを炊いたり,みそしるを作ったりした。
6年生では,自分の生活からテーマを見つけることに力を入れてきた。夏休みや家庭学習の期間を利用して課題としてきた「ホームプロジェクト」では,自分の生活が「もっと,あるいは,もう少し,こうなったらいいのになあ」という点(課題)を見つけてテーマを定め,家庭科での学びを生かして解決に取り組ませてきた。自分の生活を見直すこと,家庭科の学びとの接点を見出すこと,どうすれば解決できるのかを考えて実際にやってみることを,子ども達に求めてきた。
本単元では,こうしたこれまでの子どもたちの生活と学びを生かして,家庭科をこれから学ぶ現4年生に,自分たちが学んできたことを伝えるためのパンフレット作りに取り組みたい。5年生からのノートなど,記録をもとに学習したことを具体的に振り返り,ファミリーごとにパンフレット形式で表現する。出来上がったパンフレットを基に“てつがく”し,4年生に,家庭科の学習内容だけでなく,家庭科を学ぶ意味についても伝えられるようにしたい。
出典:第81回教育実際指導研究会(2018年度)発表要項, p.137. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 岡部雅子
- 論文・教材本文
- 第6学年「家庭」学習指導案「学んだことを生かして―家庭科パンフレットを作ろう―」(2018年度 第81回教育実際指導研究会)
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