第2学年「音楽」学習指導案「ききあおう」(2018年度 第81回教育実際指導研究会)

教科・単元、キーワード
  • 芸術・美術・音楽・図画工作
  • 探究力・活用力
  • 対話的な学び
  • 主体性
校種・学年
  • 小学校
  • 小2
校種間連携
概要

 2年生になり,クラス替えをした子どもたち。新たに出会う仲間とともに,活動が始まった。私自身,昨年度はこの学年の子どもたちと副担任として,関わっていたが,本年度は,クラス担任としての関わっている。音楽の授業時数も週2時間に増え,昨年度よりたっぷり浸ることが出来るようになった。さて,音楽の時間では,要項に記したとおり,低学年で大切にしていることをベースに,昨年度から引き続き,からだを意識した活動を継続している。
 この学年の子どもたちは,とても元気で,個人のパワーを感じる場面が多い。一方で,個が強い分,他者への意識が薄いと感じることもある。日頃の授業でもそうだが,音楽の時間でも,聴くという事を意識した活動を取り入れている。友だちの歌声やリズムあそびで出る音などに耳をかたむけ,自分なりの感じ方で向き合ってほしいと願うと同時に,そのような身体になっていってほしい。低学年の頃から聴く身体を意識してカリキュラムを設けることで,高学年での音楽のひろがりや深まりが期待できると捉えている。
 1年生の頃から,トーンチャイムの音に耳をかたむける活動や,まわりの音に着目した活動などを適宜取り入れてきた。2年生のこの時期は,自分のからだから出る音(ボディーパーカッションなど)を中心としたリズムあそびを楽しんでいる。リズムの重なりや音の重なりを意識した活動の中で,様々な聴き方を学んでいってほしいと思う。
 本題材では,今まで経験したリズムあそびを活かして,リズムと音の重なりを意識してほしいと願う。音の重なりを感じ,聴くことから,様々な気づきに期待したい。もう一つは,からだまるごとで,拍を意識してほしいと願っている。これは,手あそびやわらべうたあそびを通して育んでいけたらと考える。友だちと息をあわせ,自分の拍を感じることと,相手の拍を感じることが出来ればと思っている。低学年最後の音楽の活動。3年生での音楽することにつながっていくような学びを期待したい。

出典:第81回教育実際指導研究会(2018年度)発表要項, p.135.

コンテンツ担当者・著者

お茶の水女子大学附属小学校 町田直樹

論文・教材本文
第2学年「音楽」学習指導案「ききあおう」(2018年度 第81回教育実際指導研究会)

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  • 登録日時 2019-06-10 13:59:45
  • 更新日時 2024-06-14 16:17:24
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