第5学年「算数」学習指導案「立体~平行六面体を考える~」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 算数・数学
- 探究力・活用力
- 校種・学年
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- 小学校
- 小5
- 校種間連携
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- 概要
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5年生の立体の学習は,角柱や円柱の特徴や性質を知ったり,その構成要素の関係をまとめたり,また,構成要素に着目して見取図や展開図をかくことができるようにすることが目標である。
本時は角柱や円柱の性質・展開図・見取り図など一通り学習した後の発展として位置づけた。小学校では特に扱わない斜角柱である平行六面体を使って,立体感覚を養う授業を行いたいという思いから本時の展開を考えた。平行六面体については,第1次の立体の弁別の中で取り上げている。平行六面体は斜めに傾いているが角柱の一種であること,すべての面が平行四辺形でできていることなど学習している。
展開図の面として,平行四辺形4枚,ひし形2枚を用意し,これらの面を使って平行六面体の展開図を作り,立体をイメージさせようと考えた。立体にするためには,4枚の平行四辺形の面をどの向きでどのようにつければよいのかとパズルのように試行錯誤する。この思考し,実際に操作しながら立体の形が見えてくる過程に「自分事の算数」があると考えた。
本時では,既習事項と関係づけて考えたり,具体的操作をしたりすることによって,その立体の特徴や展開図などを豊かにイメージすることができるのではないかと老えた。
「あれ?なぜだろう?不思議だな?もっと知りたいな。この続きはどうなるのだろう。」と思う気持ちが「自分事の算数」に繋がることと信じている。本時の授業を通して,立体や空間についての豊かな感覚と興味や関心,もっと知りたいという意欲を高められることを期待している。
出典:第78回教育実際指導研究会(2015年度)発表要項, p.85.
- コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 津野恵
- 論文・教材本文
- 第5学年「算数」学習指導案「立体~平行六面体を考える~」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
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