第5学年「てつがく」学習指導案「自分と世界」(2018年度 第81回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 総合的な学習・探究の時間
- 道徳
- 特別活動
- てつがく
- 対話的な学び
- 評価
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小5
- 校種間連携
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- 概要
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(1)子どもにも教師にも難しい「世界」の内容
この4年間の「てつがく」を中核にした研究の中で、授業者は過去3年間、主として3年生の実践を行ってきた。中学年の子どもにとって「自己」「他者」の内容は、身近な問いが多く、比較的扱いやすい。しかし「世界」に関する内容は難しい。子どもにとっては、直接自分の生活に関係のないことが多く、教師にとっても、どんな問いで対話させれば良いのか、つかみどころがないのだ。
これは、高学年でも同じ状況である。現在の5年生の様子を見ても、「自己」や「他者」に関するテーマ・問いでは比較的対話が活発である。発話できなかった子どもも、授業後の「ふり返りシート」に思いを綴ることができる。ところが「世界」に関するテーマ・問いでは、対話が停滞したり、一部の子どもだけに限定され、「ふり返りシート」にも「今日の内容はむずかしかった」「自分に関係ないような気がして、何も発言できなかった」といった記載が目立つ。しかし、私は一貫して「問いに年齢制限はない」という理念を持ち続けている。3年でも5年でも「あるってどういうことだろう」といった存在論に関わるテーマも実践してきた。
(2)サークル対話に「思考実験」の場面を取り入れる
今年度の5年生の「てつがく」では、子どもたちにとってはやや難しい内容の場合、「思考実験」という場面を積極的に取り入れるようにしている。特に、対話が滞ってしまった場合、同じ種類の発話が繰り返されたような場合、或いは一部の子どもだけで対話が進んでいるような状態の時に有効に見える。また、対話の方向性が著しく「問い」と乖離してしまった場合にも、取り入れることがある。「思考実験」にはさまざまなタイプがあるが、思考の実験なので、いずれも頭の中で考える「実験」である。3学期に入って、子どもたちの間からも、自発的な「思考実験」の提案が出るようになったので、それも期待したい。
出典:第81回教育実際指導研究会(2018年度)発表要項 p.114
- コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 田中千尋
- 論文・教材本文
- 第5学年「てつがく」学習指導案「自分と世界」(2018年度 第81回教育実際指導研究会)
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