第2学年「算数」学習指導案「条件から考えよう~問題作り~」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 算数・数学
- 探究力・活用力
- 校種・学年
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- 小学校
- 小2
- 校種間連携
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- 概要
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2年生の子どもたちは,これまで,イラストをもとに,たし算やひき算のお話問題を作ったり,かけ算の式に合うような問題を作ったりした経験がある。問題を作ることは,与えられた数の関係を考え,式の意昧を正しく理解することと繋がる。このことは,子どもにとっては主体的に課題と関わらざるを得ない活動であり,与えられた問題を解くよりもややレベルの高い活動であると言える。この様な経験を踏まえ,本単元では,3つの変数を扱う問題作りを行う。問題を作る際には,既習の計算を正しく使って整合性のあるヒントを提示することが重要である。
本時の課題は,「しか」「うさぎ」「かぶとむし」の三種類の動物を取り上げ,その「頭」「角」「しっぽ」の数をヒントに,それぞれの動物の数を求めさせるものであり,連立方程式の解を求めることにほかならない。内容的には3変数の方程式であるが,具体物を操作したり,図に描いたりしながら,条件を整理して論理的に考えていけば,2年生でも解くことが出来るであろう。また,教師の提示したヒントから動物の数を求めるだけでなく,自分で問題を作りヒントを示して,友達と互いに解き合うことで,楽しみながら論理的に考える経験を積むことができる。ヒントに整合性がない場合や十分でない場合は,動物の数が決定されないことにも気づかせたい題材である。
算数部のテーマである「自分事の算数」は,既習と関連づけながら課題に主休的に取り組み,常によりよいものを求めて自分の考えを吟味し,責任をもって思考し続ける算数学習である。本題材の学習でも,答えを求めて終わりではなく,「自分でも問題を作ってみたい」,「違うヒントでもできるかな?」,さらには,「動物を変えて考えてみよう」など,主体的,発展的に取り組ませたいと考えている。
出典:第78回教育実際指導研究会(2015年度)発表要項, p.84. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 戸次佳子
- 論文・教材本文
- 第2学年「算数」学習指導案「条件から考えよう~問題作り~」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
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