第4学年「国語」学習指導案「20才のわたしへ」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 国語
- 総合的な学習・探究の時間
- 接続
- 探究力・活用力
- てつがく
- 校種・学年
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- 小学校
- 小4
- 校種間連携
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- 概要
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自分を見つめ,4年生なりに自分の生き方を考えて書く学習である。成長してきた自分をよく知っている人から話を聞き,成長してきた自分と今の自分を知り,これからの自分に思いを馳せて,文章にする。単元「人の生き方を考えよう」『あたまにつまった石ころが(キャロル=オーティス=ハースト作)(三省堂)で偉人や有名人ではない一人の人の伝記を読み,人の生き方について考えた。その時に出た子どもからの問い「自分の/みんなの頭につまっているものは何だろう」から学習を展開した。
子どもたち一人ひとりが計画を立て,成長してきた自分について身近な人にインタビューする。自分が何者かを問い始めた子どもたちにとって,改めて自分史を知り,言葉にしていく学習は意義がある。個人情報に配慮しつつ,エピソードを学級で共有し,「てつがく」で生き方についての他の人の意見を聞く。そのように自分について考える時間を保障した上で,今思い描く将来像や自分が大切にしたい思いなど20才の自分に伝えたい事柄を決め,それらのことが伝わるように,構想を練らせたい。
推敲に関しては,最後まで書き終えたものを削ったり直したりすることは子どもの実態にそぐわないことから,構想メモの推敲と,下書き後の題名の推敲に絞って計画した。分かりやすい文章,伝わる文章とは何かを随時話し合い,構想メモの推敲では,書こうとすることがよく伝わるか,伝えたいことに合ったエピソードかなどを,下書き後の推敲では,書こうとすることの中心に合った題名になっているかなどを,観点として定める。それに沿って,他の人の文章を,敬意をもって読み,よりよくするための感想を伝え,それらのことを活かして自分の文章を推敲することを目指す。
出典:第78回教育実際指導研究会(2015年度)発表要項, p.82. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 藤枝真奈
- 論文・教材本文
- 第4学年「国語」学習指導案「20才のわたしへ」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
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