第6学年「社会」学習指導案「米軍普天間基地の移設論争について考えよう」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 社会・地理歴史・公民
- 探究力・活用力
- 対話的な学び
- 現代的な課題
- 主体性
- 校種・学年
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- 小学校
- 小6
- 校種間連携
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- 概要
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一咋年末の沖縄県知事選挙に先だち,子どもたちは模擬選挙を経験した。その際,沖縄の普天間基地移設問題の争点について概略を学んでいる。この論争の背景には,どのような事実の解釈があるのだろうか。
i 普天間基地の米軍海兵隊は尖閣諸島が外国から攻められることを防いでいる。地理的にも沖縄に米軍基地があるので,東アジアの平和が保たれている。そして,米軍が沖縄の基地を望んでいる。
ii 沖縄に米軍基地があることで,沖縄の人々の仕事があって,雇用が確保されている。
ⅲ面積が狭い沖縄県が,在日米軍基地のほとんどを負担し,他県との不公平感を感じている。他県も米軍基地を引き受けるべきか,それとも沖縄に負担を強いるのかなどの争点が挙げられる。これらの問題は,一部の少数の人々が不利益を被り,現地から離れた多くの人々が利益を受ける問題ととらえられる。首都近郊にも米軍の主要空軍の横田基地,米海軍の厚木基地があり,過去に米軍機墜落で日本人が亡くなる事故も起きている。東京に住む子ども達も,沖縄の問題について当事者意識をもって考えるためには,似たような境遇にあることを知り,繋がりを感じるような工夫をすることが大切になろう。
出典:第78回教育実際指導研究会(2015年度)発表要項, p.83. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 岡田泰孝
- 論文・教材本文
- 第6学年「社会」学習指導案「米軍普天間基地の移設論争について考えよう」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
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