怒りの感情とのつきあい方~アンガーマネジメント~
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- 概要
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問題解決力という側面からは、論理的な思考力だったり、創造的な発想力だったり、そうした思考力をいかに鍛えるかに焦点が置かれることが多い。CD科でも「思考・判断」の領域を設定し、論理的な思考や創造的な思考にかかわる知識や技能を取り上げて指導していく。しかし、協働的な課題解決、すなわち他者とともに課題や困難を解決していくということを考えるなら、そうした思考の力を効果的に発揮していけるためにも、実は私たち人間が人間だからこそもつ「感情」というものの働きにも注目すべきであろうと考える。例えば、私たちが他者と協働して問題の解決を図っていこうとするとき、実は自分の感情を大切にするとともに、ときには自分の感情を自覚し、逸る自分を冷静に落ち着かせたり、他者とのやりとりや困難に対して抱いた負の感情を前向きに転じたりしていくことが必要になることがあるだろう。自分の感情を自覚し、活かしたり制御したりしながら、問題に向かったり対話の場に臨んだりすることは、実は協働的な課題解決の基盤の一つだと考えるのである。その一つがアンガーマネジメントという考え方であり、実践である。
アンガーマネジメントとは、1970年代のアメリカで始まった心理教育、心理トレーニングである。
日本アンガーマネジメント協会によれば、「怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることが目標」だという。日本では2011年ごろから急速に普及し始め、さまざまな立場、職種の人の間に広がっている。義務教育段階への導入は、アメリカでは積極的に行われているようだが、日本では注目されつつある段階と言えるだろう。本単元では、CD科の[対話・協働]領域の目標及び以下の指導事項に関連付けて扱う。 - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属中学校 宗我部義則
- 論文・教材本文
- H30公開研CD科学習指導案(2年宗我部)
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- 登録日時 2019-01-23 15:03:34
- 更新日時 2022-10-26 16:32:55
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