第6学年「てつがく」学習指導案「ともに考え続けよう(自由とは?)」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
-
- 総合的な学習・探究の時間
- 探究力・活用力
- てつがく
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
-
- 校種・学年
-
- 小学校
- 小6
- 校種間連携
-
- 概要
-
(1)本題材にかかわる子どもたちの履歴 ―「死ぬこととは?」から「自由とは?」へ―
9月中句頃からの子どもたちの学びの履歴については,評価部会の4ページ目に掲載したのでご覧頂きたい。2学期の後半は,「生物的に生きているのに,死んでいることはあり得るのか」が話題になった。この問いについては,最終的に共通了解はせずに,学期末に意見文を書いてまとめた。そして,2学期最終日に,3学期の「てつがく」で考えたいことのアンケートをとったところ,23名/28名が,「生きることとは?」について考えたいとのことだった。その上で,3学期始めに話し合いを行ったところ,「生きるとは何かでは,考える視点が多すぎて難しい。それよりも,これから中学校や高校で,校則など様々な制約を受けて生活していく自分たちにとって,自由とは何かというテーマで考えた方が,自分たちの暮らしに役に立つと思う」という,やや声の大きな発言に対して賛同する声が広がった。最終的には22名/26名(2名欠席)という大逆転が起きた。自分の考えを素直に変えられるよさと捉えるのか,それとも,やや大きな声の発言者から自由になれない学級なのか,考え倦ねる場面でもあった。
(2)子どもたちが「自由とは?」で考えてみたいと思っていることとは・・・
経緯はさておき,子どもたちはどのようなことを学びたいと考えたのであろうか。比較的多い考え方は次のようなものである。「誰か(何か)から,縛られていないと感じられるくらいの制限のもとに生きていること」,「全く何者からも制約されない自由というのは,存在するかもしれないが,それには巡りあえないだろう」,「世界の人々は,何かしら,国の決まりがあるから,完全な「自由」で生きている人はいない」,「制度や法律は,自由を奪うものである。それと共に,自分を守るものであったりする。例は,殺人である。人を殺めてはいけないという法律のおかげで,人を殺せないが,自分も殺される確率が減るということである」などが挙がっていた。特徴的なことは,自由というものを,制限があることを自明のこととして捉えており,そのことに対して特に異論もないということである。つまり,フリーダムとしての自由のイメージをもっている子どもが多いのである。リバティとしての自由,つまり,不自由な状態からの自由のような発想にも出合うように,題材をデザインしていきたい。
出典:第80回教育実際指導研究会(2017年度)発表要項, p.138. - コンテンツ担当者・著者
-
お茶の水女子大学附属小学校 岡田泰孝
- 論文・教材本文
- 第6学年「てつがく」学習指導案「ともに考え続けよう(自由とは?)」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
この教材を閲覧したユーザーは以下の教材も閲覧しています
- 登録日時 2019-01-06 15:05:12
- 更新日時 2024-06-07 18:08:43
- ページビュー数 418回
