第4学年「図画工作」学習指導案「クルクル くねくね アート」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 芸術・美術・音楽・図画工作
- 探究力・活用力
- 対話的な学び
- 主体性
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小4
- 校種間連携
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- 概要
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第4学年の子どもの発達段階を「最後の子ども期」,「10歳の壁」と形容することがある。子どもの成長は,個人差への配慮が必然ではあるが,教育現場で大まかな指標として認識されている実態がある。この傾向を図画工作に重ねると,造形活動そのものに浸り,自分らしく発想したり,造形的な創造的技能を発揮したりして,表現活動を楽しむ「中学年らしさ」が見られる一方で,発想展開が滞ったり,発想の情報源が過多となり,表現技能と折り合いがつかず活動が停滞したりする姿を見かけることもある。このような経験則に鑑み,本題材では,本校図画工作部研究テーマ「造形的な学びの心づもり」を受け,図画工作の「学びをひらく」手立てとして,新学習指導要領が挙げる資質・能力のーつ「思考力,判断カ,表現力等」の観点に着目した題材開発を提案することにした。
本題材の中心的材料は,アルミ線と「猫の爪とぎ段ボール(支持体)」である。まず,題材名の「クルクル くねくね」が象徴する波形曲線,渦巻き,螺旋等の形を基本にした表現を提案する。その意図は,子どもたちが,アルミ線と支持体(段ボール)という材料の組み合わせから,クリスマスツリーや東京スカイツリー等の身近な造形に主題の着想を求める傾向を解すことにある。「造形的な学びの心づもり」では,「もの・場所・こと・人」との対話を大切にしている。特に「材料との対話」では,行為の継続性が重要である。そこで,「クルクル くねくね」の形状を支持体に差し込む行為の継続を基に,その後の展開を発想する造形的思考様式を促す場の設定を考えてみた。
また,「猫の爪とぎ段ボール」は,アルミ線の差し替えが容易であるため,試行錯誤の手間による活動の停滞を防ぐ利点がある。この材料には,「造形的な学びの心づもり」である「主題を掴むまでの過程において,発想や思考の転換を恐れない勇気をもって,表現したいことを自ら探し出すこと」という昨年度の研究成果を反映する特性が備わっていると考えている。
出典:第80回教育実際指導研究会(2017年度)発表要項, p.118. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 堀井武彦
- 論文・教材本文
- 第4学年「図画工作」学習指導案「クルクル くねくね アート」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
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