第5学年「理科」学習指導案「もののとけ方」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 理科
- 探究力・活用力
- 対話的な学び
- 主体性
- 校種・学年
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- 小学校
- 小5
- 校種間連携
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- 概要
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理科の学習指導要領における4つの柱の中の一つである「粒子」の内容は,5年生では本単元で扱い,粒子の保存性ついて学ぶ。物質によって溶け方が違うことや,質量が保存されていること,水量や水温によっても溶け方が違うことなどを実験を通してーつずつ子どもは納得しながら学んでいく。実験を順に行い,結果から事実を科学的に捉え溶解現象について正しく理解させ,基礎的な概念として定着させたい。また,獲得した慨念を基に新たな課題に取り組み,科学的な見方・考え方を深めさせていくように授業を展開していく。
本単元では,メスシリンダーや電子てんびん,薬さじ,薬包紙,蒸発皿,など化学実験において今後も使用していく基本的な実験器具を初めて扱う。正しい使用方法を身に着けにつけさせ,必要な場面で正しく使用できるようにさせるため,正しい知識や実験方法を教授する場面と,子どもが創造力を活かし主体的に活動する場面の両方で展開する。
溶解の実験を進めていくと,目に見える現象は納得しやすいが,目に見えない部分を自分で想像しながら現象を理解していくことは,5年生という発達段階では個人差もあり難しい。完全に溶けきった食塩水は,食塩の粒は目には見えないが,無色透明の液体の中に食塩は存在しているということはほとんどの子どもが納得できるが,この食塩水をろ過すると,ろ液にはもう食塩は存在しないと誤認識している子どもがいる。そこで,本時では,ろ過することで溶け残りを除去した後,一見は水と変わりなく透明なろ液にも溶質が存在していることを実験を通して実感を伴って理解させたい。
出典:第80回教育実際指導研究会(2017年度)発表要項, p.116. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 増田伸江
- 論文・教材本文
- 第5学年「理科」学習指導案「もののとけ方」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)
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