第4学年「国語」学習指導案「叙述と経験から想像を広げる―「ごんぎつね」―」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)

教科・単元、キーワード
  • 国語
  • 探究力・活用力
  • てつがく
  • 対話的な学び
  • 主体性
コンピテンシー育成
校種・学年
  • 小学校
  • 小4
校種間連携
概要

現代を生きる小学4年生にとって『ごんぎつね』は古典のような感覚で読んでいるのではないだろうかと考えている。子どもは自分の経験も思い起こしながら,物語を読み進める。初めて『ごんぎつね』を音読した子どもたちは,日常では触れることのない言葉に戸惑う。それでも,この物語が読み手を惹きつける魅力は何か。それは登場人物の気持ちの揺れ動きやすれ違い,情景描写,場面展開などであると考える。登場人物の心情,情景描写,ストーリーの流れ,文体,作者新見南吉の世界観等,それらが合わさって『ごんぎつね』の魅力となっているのではないだろうか。子どもたちには,これまでの学習・生活経験を生かしながら,『ごんぎつね』という物語がもつ魅力も味わってほしいと願っている。
最後の場面を読んだ時,なぜごんが撃たれなければならないのか,兵十はなぜ確かめずに撃ったのか,という感想をほとんどの子がもった。そもそも,子どもたちがこのような感想をもつ背景には「物語はハッピーエンドで終わってほしい。」という願いがあると考えられる。この場面を中心に,ごんのつぐない,兵十の恨み,その2人のすれ違いといった『ごんぎつね』の根底にあるテーマだけに収まらないごんや兵十の人柄や心情を,単元全体を通して子どもたちと考えていきたい。
本単元では,子どもたちが「追求したい問いを考える」「問いを追求するための観点・方法を考える」「追求した結果を共有する」という3つの学習を核としている。単元に入るまでに,『ごんぎつね』を通読し感想を書く活動を数回行ってきた。これは,1単元の中だけでは,『ごんぎつね』を読み味わうことが難しいと考えたためである。時間を置いて読み続けることで,子どもたちの経験が積まれ,読みが変わっていくことを自覚できることは,今後の国語の学習や読書生活にも生かされると考えている。
『ごんぎつね』だからこそ読み取れること,子どもの心に響くものがあることを模索しながら,子ともたちが物語を楽しめる,深く読める学習にしていきたい。

出典:第80回教育実際指導研究会(2017年度)発表要項, p.100.

コンテンツ担当者・著者

お茶の水女子大学附属小学校 廣瀬修也

論文・教材本文
第4学年「国語」学習指導案「叙述と経験から想像を広げる―「ごんぎつね」―」(2017年度 第80回教育実際指導研究会)

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  • 登録日時 2019-01-04 12:40:12
  • 更新日時 2024-06-06 16:10:13
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