第5学年「てつがく」学習指導案「気持ち「〇〇」とは何だろう」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 総合的な学習・探究の時間
- 道徳
- 特別活動
- 社会情動的スキル
- てつがく
- 対話的な学び
- 主体性
- 校種・学年
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- 小学校
- 小5
- 校種間連携
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- 概要
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子ども達は生活の中で,漠然と「気持ち」にかかわる疑問を抱いている。子ども達の言葉で言うと次のようなことである。例えば,「人は喜んだり,悲しんだり,怒ったりするけれど,なぜ,そのような気持ちがでるのかが,不思議に思ったから」と,自分自身が体験した気持ちや,見聞きした気持ちと人間の行動にかかわる疑問を,いくつかを並べて疑問に感じている例がある。
また,「嬉しいのに,泣いてしまう人がいるが,どうして泣いてしまうのか分からない」という疑問を感じる子どももいる。「家族の中には愛情があると思う。でも,けんかもする。仲のいい時もある。愛情とは何かと思った」というように,同じ気持ちをもちながらも行動面では異なった(時には,反対の)表出の仕方をする例などをあげて,不思議や疑問を感じていた子ども達の例もあった。
5年生の後半にもなると,相反する行動や現象の根底にある気持ちの本質を,批判的・多面的に感じたり考えたりしながら,探究することが出来るようになる子もいる。“気持ち”では,かなり広い概念なので,悲しみ,喜び,愛情,怒り,寛容…など,自分たちが上手につきあっていくとよい気持ちを具体的に決めて,それは一体何なのかを探究していくことにしたい。
出典:第79回教育実際指導研究会(2016年度)発表要項, p.135. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 岡田泰孝
- 論文・教材本文
- 第5学年「てつがく」学習指導案「気持ち「〇〇」とは何だろう」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
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