第4学年「算数」学習指導案「倍の考え(小数倍)」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 算数・数学
- 探究力・活用力
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小4
- 校種間連携
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- 概要
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4年生の小数倍の学習は,かけ算の意味の拡張場面や割合の理解につながる重要な学習である。ただ,後の学習につながるから学ぶという理由ではなく,問題を自分事として捉え,問題解決を通して,学んでいる算数のよさ,即ち倍で表すよさを感得していくような学びにしていければと考えた。
倍とは,2つの数の間の関係概念であり,ある基準量に対する相対的な大きさを表す数値である。
したがって,4年生の整数倍の学習では,広さを表わす際に用いられる「東京ドーム◯個分」という表現に着目し,「そもそも東京ドームの広さはどれくらいなのか?」という子どもの疑問から,校庭の面積との比較を通して,倍を求める学習を行った。このように,イメージしづらい大きな量を身近な量をもとに把握することは,倍で表すよさの一つと言える。また,倍を求めるとは,基準とするものを1と見て,それを単位として測り取っていくことである。したがって,面積をテープ図に置き変え,測り取る操作を丁寧に行いながら,「2350平方メートルを1」とみたとき,47000平方メートルが20にあたる」や,その逆の「47000平方メートルを1とみたとき,2350平方メートルは1/20にあたる」といった見方を大切にしてきた。
小数倍の学習(本時)では,約◯倍ではなく,倍を小数で表す必要がある揚面で扱い,その意味について学ぶ展開にできればと考えた。そこで着目したのが,給食の量の変化についてである。給食の量は,子どもたちの標準体重から1日に必要なエネルギー量を算出し,それをもとに,中学年の量を1として,低学年や高学年の量を決めている。約1か月半後に,子どもたちは高学年へと進級する。その子どもたちと,毎日食する給食の変化に着目しながら,小数倍について学んでいければと考えている。 また,小数倍を求めることを,これまでと同様に操作で考えた際,基準量を1として測り取ると半端が出てしまう。そこで,1としてみていたものをさらに10等分して0.1をつくり,それによって測り取ることが必要となる。この操作を行うことで,意味の拡張を丁寧に行っていきたい。
出典:第79回教育実際指導研究会(2016年度)発表要項, p.127. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 久下谷明
- 論文・教材本文
- 第4学年「算数」学習指導案「倍の考え(小数倍)」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
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