第4学年「社会」学習指導案「公立図書館はどうあるべきか~本来の「公共」の役割・あるべき姿とは~②」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
-
- 社会・地理歴史・公民
- 探究力・活用力
- 社会情動的スキル
- 対話的な学び
- 現代的な課題
- 主体性
- コンピテンシー育成
-
- 校種・学年
-
- 小学校
- 小4
- 校種間連携
-
- 概要
-
今回,子どもたちに紹介する事例は,他県のT図書館である。2013年に開館したT図書館は,図書館・書店・カフェが一体的に融合した斬新な図書館である。管理を民間に委託(指定管理者制度)し,閉館時間は延長され,休館日はなくなった。市民にとっては,サービスが向上し,とても利用しやすい図書館に生まれ変わった。以前は閑古鳥が鳴いていた図書館だったが,以前の20倍もの利用者数が増えたのである。しかし,このT図書館と同様の運営方法で図書館を建設しようと考えたK市では,図書館建設計画の見直しが市民運動によって提起され,住民投票で見直し票が多数を占めるという事態が生じた。また,O市では一旦は管理を民間に委託したが,公立図書館の運営は民間にはそぐわないとし,再び市の直営に戻したのである。このように「新しい公共」と騒がれ,もてはやされたT図書館の運営方法については,私たちが見えていない問題点が多数存在していることに視点を向けた。T図書館のあり方は, 贊否両論分かれる事例であり,この事例を通して,様々な立場による様々な「判断の基準」(価値観)があることを,新聞等で取り上げられた「論争」や身近な人へのインタビュー,そして子どもたち同士の対話的学びを通して学ばせたい。そして,「多様な価値観の対立の中にあって,何が争点であるかを知ること」を「政治的リテラシー」の中核的な能力と捉え,「争点を知る」を形成していく過程の中で,数多くの「判断の基進」と正対させ,「自分の中にいる異質な他者=もう1人の自分」に問いかける自分へと自己を成長させることをねらいとした。(育てたい「政治的リテラシー」についてはP.87を参照)
出典:第79回教育実際指導研究会(2016年度)発表要項, p.125. - コンテンツ担当者・著者
-
お茶の水女子大学附属小学校 佐藤孔美
- 論文・教材本文
- 第4学年「社会」学習指導案「公立図書館はどうあるべきか②」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
- 関連情報
- 第4学年「社会」学習指導案「公立図書館はどうあるべきか①」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
この教材を閲覧したユーザーは以下の教材も閲覧しています
- 登録日時 2019-01-01 13:14:20
- 更新日時 2024-06-13 14:36:17
- ページビュー数 931回
