第5学年「国語」学習指導案「『大造じいさんとガン』―大造じいさんは,どうして・・・―」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 国語
- 探究力・活用力
- てつがく
- コンピテンシー育成
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- 校種・学年
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- 小学校
- 小5
- 校種間連携
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- 概要
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物語文『大造じいさんとガン』は,狩人である大造じいさんと,ガンの群れを率いる「残雪」との互いの生活と命を懸けた「戦い」が椋鳩十の美しい描写で生き生きと描かれた物語である。最初はたかが鳥と侮っていた大造じいさんであるが,残雪との戦いの度に残雪の持つ知恵に少しずつ感心するようになり,最後は,自らの命と引き替えに仲間を救おうとするガンの頭領としての姿に,残雪に対する姿勢を大きく変化させる。自然描写が大造じいさんの心情とも反映され,読み深めるほど,様々な読みが生まれてくる物語である。
物語文では,読み深める「問い」を各自が持ち,その問いの答えを考えることから物語を読み深めてきた。この物語では,多くの児童が,大造じいさんの心情の変化に目を向けるものと考える。「どうして残雪をしとめなかったのか」,「どうして逃がして,また戦おうと言うのか」など,子どもの問いをみんなで考え,聴き合うことから,読み深めていきたい。
高学年の読解において,様々な読みが生まれる場面でもある。問いに対する答えを探すだけではなく,他者との感じ方や読みの違いを感じ,様々な読みが交錯する面白さも子どもたちに感じてほしいと考える。
出典:第79回教育実際指導研究会(2016年度)発表要項, p.123. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 芥川元喜
- 論文・教材本文
- 第5学年「国語」学習指導案「『大造じいさんとガン』―大造じいさんは,どうして・・・―」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
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