第3学年 体育(保健)学習指導案「けんこうな生活―からだからの「お便り」を受け取ろう―」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 体育・保健体育
- 探究力・活用力
- 校種・学年
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- 小学校
- 小3
- 校種間連携
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- 概要
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毎日を健康に過ごすためには、食事、運動、睡眠の調和のとれた生活をすることが大切である。子どもは、好き嫌いせずに食べること、外で元気よく遊ぶこと、早く寝ることは小さい頃から言われてきており、大切だと知っている。しかし、なぜ大切なのか理解し、意識して生活している子どもは少ない。 体調不良を訴えて保健室に来室する子どもたちに対応していると、毎朝、排便していなかったり、最後に排便したのはいつなのか覚えていなかったり、便を見ないで流してしまう子どもが多いことが見えてきた。また、高学年になると夕食や就寝時間が遅くなる子どもが多くなる。そのような子は、朝、ぎりぎりまで寝ているため、ゆっくり朝食を摂取する時間がないばかりか、何も口にしていなかったり 、トイレに行き排便する時間を確保できていなかったりする傾向にある。
排便は健康の目安ともいわれ、健康に欠かせない生活リズムのーつである。 3年生から保健学習がスタートするにあたって、自分の身体にあらわれる様々なサインや訴えが、毎日の生活と健康には深いつながりがあることに気付かせたい。そこで、普段、何気なく自分の身体から出ているものについて注目させ、問い直すことで、子ども自身が自分の身体に関心をもち、身体の状態を知ろうとするように意識を育てることが重要だと考えた。本時では、身体から出るものの中でも、特に子どもにとって臭くて「きたない」という嫌悪感があるうんちがどのようにできていくのかについて知り、考えることを通して排便に対する意識を変容させ、身体の営みのすばらしさを伝えたい。そして、生涯にわたって健康について考え続け、毎日を健康に過ごすために実践しようとする意欲をもたせる学習を目指したい。
出典:第79回教育実際指導研究会(2016年度)発表要項 p.107
- コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 江部紀美子
- 論文・教材本文
- 第3学年 体育(保健)学習指導案「けんこうな生活一からだからの「お便り」を受け取ろうー」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
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