第1学年「体育」学習指導案「ともだちとあそんで」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 体育・保健体育
- 社会情動的スキル
- 主体性
- 校種・学年
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- 小学校
- 小1
- 校種間連携
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- 概要
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低学年の体育の学びは遊びの中でなされる。4月より,毎朝,サークル対話を行って,子どもたちが生活の中で経験したことや感じたことなどについて,聴きあうことを大切にしてきたが,合わせて,そこで話題になったことを実際に体験したり学習につないだりして,互いの違いから自分の世界を広げることにも取り組んできた。その中で話題となったことを即興で動いて楽しんだり,子どもたちが学校外や休み時間などで遊んで楽しかったことがあれば,それをみんなで共有したりして,運動遊びを子どもの生活の日常を結びつけるような活動を大切にしてきた。こうした他者とかかわりが,自分の世界を広げる契機として機能していると考える。
また,体育における探求として,「身体を通して考える」という姿がある。実際に体を動かして,身をもって感じ,感じたことからその運動のおもしろさに引き込まれたり,違和感をもつことで再度確かめたくなったりするような姿である。このような探求には,「感じる」ことがどうあるかが重要であり,驚きや自分の想像とのズレなど,自明とすることが揺り動かされたときにそうした探求が始まるのではないかと考える。このような探求は,異質な他者やモノとの出会いによって引き起こされることもあり,友達が自分と違うことをしているのをみて真似している姿,モノに誘われて心動かされて運動を始める姿などにも埋め込まれているように思う。
本単元では,このような探求を遊びの中に見出そうと考えて設定した。教師から運動内容や活動を提示するのではなく,環境設定として,友達と遊ぶということ,モノを使って遊ぶということを伝え,子どもたちがそれらとかかわり合う中で自分たちで遊びを創り出す活動を大切にしたい。子どもたちが友達とともに,遊びの広場でモノを使って遊びだす姿から子どもたちの感じていることを教師はみとり,夢中になって遊ぶ,遊びをもっとおもしろくするといった探求の姿がみられるようにかかわることができたらと考えている。
出典:第79回教育実際指導研究会(2016年度)発表要項, p.106. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 神谷潤
- 論文・教材本文
- 第1学年「体育」学習指導案「ともだちとあそんで」(2016年度 第79回教育実際指導研究会)
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