コメント02 地理総合に向けて―地域調査をどのように取り扱うか―


実施日時

実施学校園

活用事例の概要/コメント

筆者の事前・事後学習の授業を受け,実際に諏訪合宿にも参加した卒業生の立場から,その経験をふりかえりつつ,本論で述べられているフィールドワークの効果を強調したい. まず,本論でも言及されていたように,事前学習では大学教授から諏訪湖の成り立ちや食文化に関する講演をお聴きし,同時に授業で地理院地図や御田町商店街の紹介地図を確認することで,訪れることのない諏訪に対するイメージを徐々に膨らませていくことができた.この段階では,諏訪地域の特色をつかみつつも,まだ実感の伴わないものだった.しかし,2泊3日の行程の中で様々な場所に訪れると,それまで一概に「諏訪」と呼んでいた地域の中にも違いがあり,一つの地名に含まれる様々な側面があることを感じた.各訪問場所で,寒天の作り方や,八島湿原の自然,御田町商店街の活性化活動などについての解説をしていただいたことで,実際にその地域に関わりを持つ方からの話をお聞きし,東京にいたのではわからない地域 の様子を知ることができた.卒業した今でも,お話を伺った方の顔や声色,お話の内容が記憶に残っている.事後指導は新聞への寄稿かお礼状の作成のいずれかであったが,文章に盛り込みたい経験がとても多かった.他の同級生がどのような振り返りをしていたか共有されたこともあり,学年共通の記憶として,諏訪合宿は楽しく学びの多い充実したものだったと感じている.現在,大学で専攻している地理学のゼミでは,度々商店街の再興が話題に上がる.御田町商店街を訪れた経験を踏まえて,これからも各地域について考察を深めていきたいと思っている.  【大学生】

関連情報

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活用元コンテンツ 著者・担当者

お茶の水女子大学附属高等学校 沼畑早苗

教科・単元、キーワード
  • 社会・地理歴史・公民
  • 総合的な学習・探究の時間
  • 探究力・活用力
  • SDGs(持続可能な開発目標)
  • SSH(スーパーサイエンスハイスクール)
  • SGH(スーパーグローバルハイスクール)
  • 対話的な学び
  • 現代的な課題
  • 課題研究
  • 主体性
校種・学年
  • 小学校
  • 中学校
  • 高校
  • 高1
  • 高2
  • 高3
校種間連携
  • 高等学校
  • 大学

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  • 登録日時 2024-07-16 12:48:27
  • 更新日時 2024-07-16 15:33:52
  • ページビュー数 46回