第2学年「国語」学習指導案「自分のことを書いてみる」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
- 教科・単元、キーワード
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- 国語
- 探究力・活用力
- てつがく
- 対話的な学び
- 主体性
- 校種・学年
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- 小学校
- 小2
- 校種間連携
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- 概要
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入学当初から,自分でえらぶ学習(計画表を用いた個人学習)に取り組んできた子どもたちである。自分のお気に入りや生活の中での疑問をサークルの形で話し合い,それを共同で書き言葉にすることも,くり返し経験してきた。2年生では感じたこと・考えたことを書き言葉で表すことを通して,他者に向けたことばの選び方を経験させたい。
書き言葉を介することで,他者が伝えたいことを読み取ったり,自分の表したいことを意識したりという思考が促される。取り組んだことがうまく書き言葉にならない子どもたちも,他者の声にふれることによって,経験が具体化されたり,意味づけされたりできるよう,「質問」を通して他者の想いに触れる対話を考えたい。
子どもたちにとって「書くこと」への抵抗感が高いのは,「書き方」への認識が不足している中で,作品に完成度が求められるところにも起因する。そこで本単元では,表現形式を選んで書くことができるようにする。自分で選択した表現形式では,自分なりの「書き方」が意識されている。他者の声を聴くことで,豊かに表すにはさらにどこを書き替えるかが話題になる。作品を仕上げていく過程は個別指導を中心にする。教師はその子が表したいことを知り,効果的に表せるような相談の時間を個別または小集団でとっていく。時間の始めには,子どもたちに「書き方」が意識されるような指導場面を組み入れ,表現方法を子どもたちの文化の中に位置付けていく。
また,表したいことが他者にも見えるためのツールとして「ネタ帳」を用いる。書きたい素材一覧や構成メモ,調べたこと,イメージ画などを貼り合わせたノートからその子の表そうとしていることを知り,具体的な相談が行えるようにする。
この単元で最も大切にしたいのは,未完成なものが公表され,更新されていくことである。それぞれが自分の目的や課題を意識し書くことに取り組める授業について,個の活動と他者の声を通して考えていきたい。
出典:第78回教育実際指導研究会(2015年度)発表要項, p.93. - コンテンツ担当者・著者
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お茶の水女子大学附属小学校 岡田博元
- 論文・教材本文
- 第2学年「国語」学習指導案「自分のことを書いてみる」(2015年度 第78回教育実際指導研究会)
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