異学校種連携による統計的問題解決力の育成を目指した試み

教科・単元、キーワード
  • 算数・数学
  • 接続
  • 探究力・活用力
  • 社会情動的スキル
  • コミュニケーションデザイン
  • SDGs(持続可能な開発目標)
  • ICT(情報通信技術)
  • 対話的な学び
  • 現代的な課題
  • 評価
  • 主体性
校種・学年
  • 小学校
  • 中学校
  • 高校
校種間連携
  • 小学校
  • 中学校
  • 高等学校
  • 大学
概要

近年,データの分析やそれに基づく意思決定の重要性が社会的に重要さを増している。それにより,広くその知識・技能や,これらを活用して問題を解決するための思考力・判断力・表現力を世間一般の人々に身に付けてもらう素地の教育を算数・数学科で強化しようと,学習指導要領で統計教育の重視が謳われている。目的に応じてデータを収集し,分類・整理・分析することで結論を得て意思決定につなげる力を,小学校,中学校,高等学校の接続等に留意して伸ばしていきたいものである。そのための環境がお茶の水女子大学にはある。
本学の特色の一つとして,大学及び附属学校園が同一キャンパスにあり,距離的に教員同士が集まりやすい。とはいっても時間的には大学,附属学校園はそれぞれの時程があり,皆多忙で時間調整は難しい。そこで,十年程前から部会を立て,月1回で部会を開けるように年度当初に日程を決め,連携研究を進められるようにしている。
このような取組が可能となる背景には,異校種間での連携教育・研究に対して熱心な本学及び本学附属学校園の土壌がある。その例として,平成9~12年度には小中連携,平成13~15年度には中高連携,平成17~19年度には幼小中連携型一貫カリキュラムについて,文部科学省の研究開発学校の指定を受け,その成果を報告してきている(お茶の水女子大学附属幼稚園・小学校・中学校,2008)。
このような環境の下,算数・数学部会では,各教員の授業実践や試験問題,学習指導上の問題など,さまざまな情報交換,議論をしてきた。平成28,29年度の2年間は統計教育に焦点を当てて,重点的に取り上げてきた。本稿では,その取組と成果物について概説する。

コンテンツ担当者・著者

お茶の水女子大学附属中学校 藤原大樹

論文・教材本文
関連情報
お茶の水女子大学附属学校園連携研究算数・数学部会のホームページです。授業で使える統計データやワークシート、リンク集などをダウンロードしていただけます。毎年春分の日の午前中に開催している統計教育に関するシンポジウムの資料や報告なども掲載しています。 無料で使用できるいろいろな統計ソフト

この教材を閲覧したユーザーは以下の教材も閲覧しています

  • エフロンのさいころ(中2 数学的確率)

  • 統計的問題解決の過程を授業展開に位置づけた 「データの活用」単元の実践

  • 2020年度 SSH研究開発実施報告書(第2年次)

アンケート

本教材・論文の感想をお教え下さい。



Q1.本教材・論文は参考になりましたか

参考になった   ←   どちらでもない  →   参考にならなかった


Q2.本教材・論文を活用して実際に授業等の教育活動を実践したいとお考えですか

実践したい   ←   どちらでもない   →   実践は考えていない


Q3.Q1、Q2でお答えになった理由や、本教材・論文に関するご意見ご感想など、ぜひお聞かせください


Q4.あなたご自身についてお教え下さい

ご所属:


職種:


*ホームページ等へコメントを掲載させていただくことがあります。ご了承ください。


  • 登録日時 2019-11-12 20:07:35
  • 更新日時 2022-10-31 17:34:06
  • ページビュー数 685回